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私たちは腸に動かされていた?

今、お昼前で朝食をわざと軽めにしたのでお腹がぐうぐう。この写真を見ただけでもよだれがにじみ出てきます。私は生まれた時からひょろっとしていたみたいで、今も相変わらずひょろっとしています。よく周りからはダイエットをいつもしている人に見えるみたいですが、全然そんなことはなくって実際は反対で人の倍食べるんです。食べるの大好き。よくバンドのメンバーからも「あの顔くらい大きなハンバーガーどこ行ったんだ?」って不思議がられるほどでした。だって最近NYのミュージシャンも健康志向な人が多くて、一緒にご飯食べても腕なんか私の3倍もあるような筋肉むきむきの人だって、

「何になさいますか?」

「サラダで。」

「あ、こっちにも同じものを」

みたいな感じで、私だけハンバーガーを頬張るなんてよくある光景でした。

ところが、最近というか、出産してからかな。体質が変わったらしく、外食して美味しいものを食べるとお腹を壊すということが結構な頻度で起こるようになりました。しかも知り合いからご馳走してもらった、高級なお寿司とか高級なステーキとかは98%の確率で帰りの地下鉄で雲行きが怪しくなります。外食の油がダメなのか、でも寿司なんて脂ないし。緊張しているからなのか?精神的なものなのか?それにしても勿体無い!ご馳走になった食べ物だって、その栄養だって、何より思い出だってお腹壊したら流れちゃうんだから!

 ある時はギグの帰り道。演奏が終わって美味しい賄い(メニューにあるものから何でも選んで良かった)をいただき、クイーンズからマンハッタンを抜けてブルックリンに帰るとき。所要時間は夜だし、およそ1時間半。ベースとアンプと譜面台も持ったフル装備での仕事の後、地下鉄を待っている間にちょこっと怪しくなってきたので、自分のお腹のことを熟知した私は自分の脳を騙すために一生懸命でした。電車に乗ってからは広告を見ながら、波が来るたびに自分の脳を騙す作戦。もはやこの段階ではiphoneで聞いている音楽は効き目がなかった。身軽ならまだしも、今日はベースにアンプに譜面台のフル装備で容易に動けるものではないし、波がそのままさって行ってくれることを願って。

 ようやく私という時限爆弾を乗せた地下鉄がクイーンズを抜けてマンハッタンに入る頃、やはり腹痛の波は大きくなってきて広告を見ながら脳を騙すなんてかわいい作戦も効かなくなってきていました。ミッドタウンを抜け、乗り換えていたのでこの車両に乗って時間さえ立てば自分の家の最寄り駅までたどり着ける!

 でも私のお腹はそんなに甘くはなかったようで冷や汗まで出てきました。マンハッタンの北部もうすぐブルックリンに渡れる橋の手前のキャナルストリート(チャイナタウン)で全部の荷物と共に無我夢中で途中下車。そう、ここはNY。地下鉄の構内に使えるトイレなんてありません。一か八か聞いてみてもやはりノーと一点張り。上のマクドナルドに行きなよ、と駅員さん。サンキューMTA。

 そのあとはすごい剣幕で荷物と共に地上へ階段を駆け上がり、辺りを見回すと。。。

時刻は11時過ぎ。見渡す限り、店が閉まっている。。。

その辺でするしかないのか、、、。そんな最悪の状況すら想像をするけど、私は女性。しかも二児の母。夢を売る仕事についている私にはそんなこと、到底できない!でも頭の片隅では「真っ暗だし、ベースで隠れてしちゃえば大丈夫じゃない?」「NYなんてたくさん変な人いるからそれに紛れてしちゃえば平気だよ。。。」そんなと悪魔の囁きが聞こえてきました。流石に女の私はお腹壊してベースの陰で野糞しちゃった!えへ。なんて武勇伝は語れない。。。そんな思いが行き来する中、角を曲がるとセブンイレブンが!まだ明かりが灯っていて、あいているではありませんか!!

 でもここは日本のセブンイレブンではありません。NYのセブンイレブン。でも藁にでもすがる思いで、駆け込み、店員さんに「お腹が痛いんだ、緊急事態なのでどうしてもトイレを使わせてほしい。プリーズ。」とお願いしました。すると、「従業員オンリー!!」と冷酷な返事が。しつこくお願いしても「ノー」と言われ、女の子がこんなに困っているのに!この鬼!と思ってやはり、悪魔の囁きに従うしかないのかと思ったら。気が変わったのか、相当可哀想に見えたのか、その店員は仕方なく私にお店のトイレを貸してくれることに。店にあのでっかいベースとアンプをドカンと置いてお店の奥へ走る。

 汚ったないトイレだったけど、もうそこは私の天国のような場所でした。用を足して、店員さんに「You saved my life(あなたは私の命の恩人です!! )Thank you so much!!!(ありがとう!!!)」って冗談抜きに本当にこう伝えて無事家路につきましたとさ。めでたし、めでたし。

 と、前置きが長くヘンテコになりましたが、どうやら腸は私たちのことをコントロールしているようですね。昨日、ある本にそんな気になることが載っていたのでこの記事を書いているのですが、腸からホルモン伝達物質が脳に行っているとかいう話も聞いたことがあります。自閉症も腸からアプローチする研究も進んでいるらしいし。

 『人体とは「食べ物があってからこそ」。私たちが体内に入れるものは物質的には「空気と水と食べ物」だけです。この中に入っているものの違いが、その身体の進む方向の違いとなって現れる、』と。

 『ファストフードを食べている子、ベジタリアン、みんなそれぞれが同じような思考になり、同じような理想を唱えて同じようなファッションになる。同じような悩みを抱いて、同じような生活ルーティーンになる。』なるほどな。確かに、ファストフードを食べている若い子たちとベジタリアンとでは生活や考え方がまるっきり違うイメージ。

ということは、食べ物によって私たちはコントロールされているということ。食事とは、一つの宗教である、ともその本には書いてありました。食べ物によって、思考どころか、その人の石も行動も、夢さえ変わる。

 確かに、私も暴飲暴食した翌日は次の日がかったるくて、一日無駄にしてしまうこともありました。飲んだ翌日なんて頭がクリアにならないので、今の様に文章を書くなんてとてもできたものではありません。練習なんて脳とさらに肉体も使うので無理。食べるのが大好きな私。なんでも好きなだけ食べていたけど、そろそろ潮時なのか。なんとなく最近感づいてきたので、食材には気をつけて、美味しく、身体のためのものを食べてきたつもり。

 さらにその本を読み進めていくと、『そもそも食べることが正しいのか?』と。おお、こう来るか。現代社会にはナチュラルな食べ物がほぼない、だから立ったの1日だけでも『食べない』を選択してみる、と。

 そういえば、ツアーで忙しい友人がツアー中の食事があまり良くなかったからデトックスをするって一週間くらいファスティング(断食)をしてたな。ファスティングをしているミュージシャンの友達も結構いて、気にはなっていたんだけど、私には無理って思っていました。(今もちょっと思ってます)明らかに自分をコントロールしている私の腸。デトックスさせてあげるのも一つの手なのか。精神的にもいろんなものがクリアになってとてもいいらしいし。明らかに別人になるらしい。

うーん、気になる。誰かファスティングした人いますか?

1日食べないだけのことなのに、まだ勇気でないな。37年間、ほぼ毎日欠かさずお腹にものを入れているのでね。近いうち、勇気が出たら体を張ってリサーチして報告をできたら、と思います。

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