阿部家のバケーション その３

　阿部家のバケーションシリーズお付き合いいただき、ありがとうございます。こんな感じで初めての旅を満喫していたわけですが、実はこの日はUoUのアルバムの発売日の直前（しかもトラブルがあったので、まだお祝いムードとは程遠い状態）、しかも台風が私たちの出発に合わせて発生、そしてこんな時に限って私の生理が遅れて旅行にドンピシャ。女の子ならげんなりするよね。次の週に変更しようと思ったけど、宿が休館日らしくて結局予定家通りに。そんな３大要素が重なってたのに行くことなったには何かが引き寄せがあったからなのかも知れません。

　台風が近づいていたのにも関わらず、こんな晴天で雨にも降られずに水平線に続くような素敵すぎるプールで泳いで日焼けするほど。遊びすぎて体も使ったのに気持ちが良すぎて朝の5時半に目が覚めてベランダで海を眺めて目を閉じてみたり。本当に最高な時間でした。

　でもみなさん、この風景を最近目にしませんか？そうなんです。ここは熱海市。私たちが予定を変えていたら大変なことになっていました。この写真に載っている右の屋根が赤い建物の下にある橋の下が土砂で大変なことになっている動画を目にしました。本当にすぐそばで大惨事になっていたのです。もしかしたら私たちがお世話になった施設も大変だったかも知れません。

　旅で出会う人々はみんな本当に優しくて、そんな方達が被災されたと思うと、自分たちが助かってよかったと思うよりも、胸がとても痛みます。

　実は不思議なことに車で海沿いの道を走っているときに不思議と何か起こったらやだな、と感じていました。津波のようなものに巻き込まれる映像が脳裏に浮かんだりもしました。すると、数日後に大輔も「実は俺もあの道走っている時にあんまりいい感じがしていなかった」と言っていました。もしかしたら私たちに何かサインがあったのかも知れません。コロナをすり抜けてNYから引っ越していた時のように。

　それにしても少し車で行っただけであんなに素晴らしい場所に行けるなんて最高です。そんな素晴らしい場所が被災してしまい心が痛いですが、被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。