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内向型、もっと思春期に反抗しといた方がよかったかも

内向型って、思春期に反抗した経験がないと思う。
いわゆる「優等生」として収まってた人が多いんじゃないかな?

ぼくも優等生とまではいかないけど、
学生時代はそこそこ良い子ちゃんでやってました。

でも内面、不良やヤンキーに憧れてました。
校則を平気で破り、教師や同級生に暴言吐いてオラついてる姿を見て、「あいつらは好き勝手やれていいな」と。
「分かりやすく暴れてダセえ奴らだな」とも同時に思ってたけど。

憧れと侮蔑、相反する感情を彼らに抱いてたんだけど、今思えば、彼らみたいに自分を出したかったからかなと思ってます。


反抗ができない内向型

不良やヤンキーになる子って、外向型なんだよね。
鬱憤や攻撃性は外側に向けてぶつける。
発散する。
外にエネルギーを向けるタイプだから、非行や暴力に走るタイプも外向型が多いのかもしれないです。

内向型の場合は、不登校や引きこもりになるケースが多い。
鬱憤や攻撃性も内側、自分の方向に向くから、自傷や自殺に至る事も多いです。

反抗するにあたっては外向型の方が、精神衛生的には良いのかもしれない。
非行や犯罪はもちろんダメだし制裁しないといけないけど。

内向型のぼくが今思うに、
反抗できる時に思いっきり反抗しておいた方がよかった。
自分を抑えず、分かりやすく反抗して荒れといた方がよかった
と後悔しています。

反抗していれば、分かりやすく荒れていればもっとスッキリしただろうし、
「自分は辛いんだよ!!!!」と大人たちに訴える事ができただろうに。

そうだったらもう少し生きやすくなってたんじゃないかと思うともったいない思いです。

内向型は、自分を抑えて内側に溜め込みがち。
だから反抗したくても反抗できない。躊躇してしまう。

優等生タイプの子たちって、
不良みたいな反抗はしづらいんだと思う。

優等生な自分にプライドがある事もそうだけど、反抗する事でそのイメージが自他共に崩れる事に、何より恐れを抱くから。

思春期の頃はとくに「他人から見える自分」のイメージに囚われがちだから、
周りの目を気にしてしまい自分を出せない事が多い。

本当は反抗したいのにできない。
自分を出したいのに出せない。

それら鬱憤が自分の内側に溜め込まれ続けるとメンタルが病むし、限界を迎えるとうつ病や適応障害になる事もある。

憂さを発散した経験がないから、やり方が分からない。
表に出す事をしないから、自分の内側に溜め込んでしまう。

そのせいで依存症などの不健全な状態に陥ってしまったり、
暴力や暴言で人間関係を壊してしまう事になる。

「大人の反抗期」に、世間の目は厳しい。
思春期では大目に見てもらえた事も、
大人になってからは許されなくなる。

思春期反抗期に荒れる事ができなかった、つまり鬱憤を外に表に出せなかった内向型は、大人になってから苦労します。

外向型は思春期のうちに反抗をし尽くしているので、大人になるとスッキリと落ち着いて丸くなる。
ストレスを外に出す方法を知っているので、メンタルも安定している。

外向型のストレス耐性が強いのは、反抗の仕方が上手いからだと思ってます。

反抗しろ、内向型

メンタル安定の為にも、内向型は反抗の仕方を身につけておこう。
反抗といっても、なにもバイクで走り回ったり窓ガラスを割れとかそういう意味じゃない。

嫌な事を嫌と言える。
しっかりと自分を出す。
ストレスを外に発散する。

これらが、内向型が身につけるべき「反抗」法です。
思春期にうまくできなかったのなら、
これから身につければいい。

嫌な事を嫌と言える

嫌な事を、嫌だとはっきり伝える勇気をもとう。
おどおどしたり遠慮をせずに、はっきりと「自分は嫌だ」と伝える事が大事。

内向型は人から嫌われる事を恐れる人が多いけど、恐れてばかりじゃだめ。

理不尽な目に合わされた時やマウントとられた時など、
自分に不都合な事をされた時にはしっかりと「嫌だ」と主張しなきゃいけない。

自分を守る為に必要だし正当な権利なんだから、嫌われる事を恐れていないでちゃんと反抗しよう。

思春期の頃は「ふざけんな死ね」でよかったけど、大人になった今それはだめ。
言葉は選んだ上で抗議しような。

しっかりと自分を出す

内向型は自己主張が苦手な事は分かる。
だけど自分を出す事で、自分がどういう人間なのか、自分の考えや思いをより分かりやすく伝える事ができます。

会議中意見を求められた時、自分がそう思ってるのならためらわずに「自分はこう思います」。
遊びに行く計画を立てる時、自分が行きたいなら「自分はここに行きたい」。

「何でもいいよ…」「皆と同じでいいよ…」はやめる事。
自分はこう思う。自分はこうしたい。
しっかりと自分の軸をもち、それを主張する事が大事。

ストレスを外に発散する

内向型はどうしてもストレスを内側に溜め込みがち。
でもそれだと心への悪影響が大きいです。

ストレスは、適度に外に発散するべき。
分かりやすく表に出す事。

愚痴を溢す。
悩みを具体的に言語化する。
日頃からストレス解消を行う。

内省ばかりしているとストレスが煮詰まり、結果どんどんネガティブな方向に考えていってしまう事になるので、
一人自分の内側だけで溜め込まず、
適度に外に出していく事をおすすめします。

内向型は思春期反抗期に自分を抑えてばかりで辛かったと思う。
思春期には戻れないけど、でも今「もうちょっと反抗すべきだったな」と気づけただけでも、これからの生きやすさに繋がる。

今思春期の子たちは、
「自分は辛い、苦しい」という事を、
反抗という形で大人に知らしめよう。

問題児と思われようが構うな。
それに、大人は優等生よりも問題児の方をなんだかんだで構ってあげるものだから。

校則を破ってばかり、泣き事ばかりでふてくされてる不良がいつも先生に構ってもらえているのが、心底羨ましかったのを思い出します。
「真面目な自分より、なんであんなどうしようもない奴を構うんだよ」と愚痴っていた子もいました。

優等生は、自立できてるから支えてあげなくても大丈夫と思われがち。
でもそれだと放っとかれてるみたいでムカつくよね。
思春期は多感な時期ゆえ、自分に構ってもらいたくなるもの。
「自分は辛いんだよ」と言いたくなるもの。

だから、反抗が必要なんだと思う。

反抗しよう。
ストレスは自分一人で溜め込まないでね。


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