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JR乗りつぶしの記録 2020/8/8 千葉~銚子~安房鴨川~館山~木更津~上総亀山

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生粋の都民の私からすると千葉ってチバラギに代表される侮蔑の対象であり、チーバ君の顔というか鼻先のあたりは常磐線も総武線も東西線も京葉線も人多すぎだし、成田空港遠すぎでうんざりなんだけど、小旅行先でみると房総半島のほうは意外といい場所だと思いますよ。

全力で千葉アゲをしますと、東京都心へのアクセスの良さの割に家賃相場と生活費(大型量販店がたくさんあるので競争がある)の面で船橋や市川は圧倒的にコスパいいです。東京駅界隈の名だたる大企業の独身寮があったり、地方からの転勤ファミリー層もたくさん流入してます。
温暖で大消費地の東京に近い上に海もあるので野菜・果物・魚介類めちゃくちゃ強いです。
いけ好かない人種の集まる湘南よりよっぽど庶民的で環境もいい海水浴場が多いです。ファッションより質重視のサーファーが集います。江の水のイルカより、鴨川シーワールドのシャチのほうがかっこいいしイルカもいます。やっと鉄道の話だけど、後ほど紹介する久留里線、銚子電鉄、小湊鉄道、いすみ鉄道みたいないいローカル線に恵まれてます。以下本編。

成田線・総武本線 成田~松岸~銚子

成田線は総武本線の佐倉から分岐して文字通り成田を通ってチーバ君の頭輪郭を描いて銚子の一駅手前の松岸で総武本線に合流、運行上は銚子まで乗り入れる。途中成田から成田空港への支線と、我孫子支線が分岐、香取では鹿島線が分岐してる。成田までは東京方面からくる総武快速線が乗り入れ、成田以東は東京~銚子を結ぶ特急千葉~銚子間のローカル区間でラッシュ除き1時間に1本程度になる。千葉まではいつもの横須賀線直通のこれ。千葉からは相変わらずの209系。色はいいけど面白みはないよね。(撮って出しなのでホワイトバランスガバガバ)

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途中の佐原は水郷の町。江戸時代には江戸へ醤油・味噌や農産物を輸送するのは水運が中心で、この地域の交通の要衝だった。写真は別日。

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香取から鹿島線が分岐する。鹿島線は名前の通り利根川を渡り対岸の鹿島方面へ。鹿島のコンビナートの貨物輸送も担う路線。昔は特急も走っていたけど、特に東関東自動車道の開通で鹿島への旅客輸送に関しては高速バスの一強となって今ではJRの特急は廃止。この鹿島行きの高速バスは東京駅を発着する高速バスで一番本数が多い路線。仕事でも何度も乗ってるけど、多い時間帯で10分に1本、1時間40分~2時間。鉄道だと乗り換えも必要で2時間半かかるので勝負ならない。

銚子は関東最東端の駅。銚子港は水揚げ量日本一の漁港。最近自虐ネタで話題の銚子電鉄は、自虐はともかくレトロ車両とか木造駅舎とか楽しいので是非乗りに行ってあげてください。銚子電鉄は別日、終点の外川駅。銚子電鉄は売上の8割が食品なので、もはや運輸業ではないということで有名。ぬれせんべいは三種類、1枚110円?かな。普通においしいし千葉方面ならNewdaysでも買えるよ。

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総武本線・東金線・外房線 銚子~成東~大網~安房鴨川

千葉の外縁を通っているけど意外と海から離れたところを走る。この辺は基本的に千葉方面に近くなると東京方面から直通してくるので本数が増えて10・15両編成が走るけど、千葉始発の場合はこの209系の5両編成が基本。

銚子~成東は総武本線、成東から大網の間は東金線、大網からは外房線と乗り継ぎが必要。ラッシュ時を除くと銚子~成東は1時間に1本程度、特急しおさいが東京駅から銚子まで直通。
東金線は地味に千葉外周をつなぐ重要な路線で30分に1本程度。大網駅は外房線と東金線がY字の形にホームがある駅。
外房線は京葉線と総武快速線が東京方面からそれぞれ乗り入れてくるので昼間でも上総一ノ宮まで1時間に2~4本、安房鴨川までは1時間に1本程度。京葉線経由で特急わかしおが安房鴨川・勝浦まで直通してくる。内房線と比較するとアクアラインの影響が少ないので特急が生き残っている。

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別日だけどこのエリアは九十九里浜に近い、というかこんなに綺麗な海とは知らなかった。

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途中の茂原は天然ガスが出ることで有名?よね。日本最大のガス田らしいけど、今は大規模な採掘はしてないらしい。あとJDI(ジャパンディスプレイ)の拠点があるんだけど、調べたら旧日立の液晶ディスプレイ拠点を源流とする現JDI(ジャパンディスプレイ)が世界初のIPS液晶パネル(現代の液晶TVの形式)を量産した場所だったらしい。一時期iPhoneの生命線だったし、今でもカーナビとかは強いけど、巨額の税金を投入していかされてる会社ですよ。中韓台が強すぎ(向こうも国の資本が入ってるんだけども)。

大原でいすみ鉄道と接続。安房鴨川が外房線と内房線の境目。外房線に対面乗り換え。名前の通り鴨川シーワールドがあるところね。この辺は一番海に近いところを走る。シャチは別日。

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内房線 安房鴨川~館山~木更津

内房線で房総半島の折り返し地点の館山へ。館山から対面乗り継ぎで木更津へ。館山は天気がいいと相模湾越しに富士山が見えます。あと前の記事でも書いたけどX JAPANのYOSHIKIの出身地なので発車メロディーが「Forever Love」。安房鴨川~館山~千葉方面は1時間に1本程度。君津から千葉方面は東京(横須賀線)への直通も含めて1時間に3~4本程度。アクアラインが開通して高速バスが便利になったので特急がなくなってしまった。

ちなみに千葉起点に外房線、内房線で房総半島を回ると6時間超かかる。銚子まで行くと9時間コース、意外と広いよね。

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久留里線 木更津~上総亀山

久留里線は千葉のJRで唯一残った非電化路線。木更津から房総半島をぶち抜こうとしたけど上総亀山止まり、その代わり小湊鉄道といすみ鉄道がその役割を受け継いでいる。途中の久留里までは1時間に1本あるけど、上総亀山までは1日に8往復しか乗り継げない。昼間8時の次は13時という厳しい路線。それもそのはずで、久留里から上総亀山はものすごい渓谷の中を抜けていく相当の秘境路線感がある。当日も乗り鉄しか乗ってなくて、全員上総亀山で折り返してくるという感じ。上総亀山は亀山ダムがあってちょっとしたハイキングや紅葉狩り、温泉なんかもあるらしい。

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車両は最新の気動車E130系(水郡線と同じ系列)。菜の花と草木のイメージだと思うけど、この色はかわいらしくて好き。久留里駅で乗り継ぎが必要で2編成並ぶのはなかなかいい。

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木更津へ引き返し内房線で千葉へ。総武線で東京へ戻りました。

あと千葉県も残すところ鹿島線のみ。

本日の成果(新規乗車区間)
成田線 佐倉-松岸 75.4km ※制覇(後日我孫子支線含め全制覇)
総武本線 銚子~成東 43.6km ※東京~銚子まで全120.4km制覇
東金線 成東~大網 13.8km ※制覇
外房線 大網~安房鴨川 70.4km ※後日安房鴨川~千葉93.3km全制覇
久留里線 木更津~上総亀山 32.2km ※制覇
内房線 安房鴨川~君津 81.1km ※安房鴨川~蘇我全119.4km制覇

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