読書メモ・ディズニーCEOが実践する10の原則

ロディズニーCEOが実践する10の原則/ロバート アイガー、関 美和

読む目的

・ロバートアイガー氏のキャリアを知る
・ディズニーCEOの視点を知る

読書メモ

そのすべてが終わりに近づいた今、私が学んだことを振り返ってみると、真のリーダーシップに必要な一〇の原則が浮かび上がってくる。

・キャリアの終盤にある成功者の原則を学ぶことはとても有難い。それを事実だけではなく抽象化させた10項目で示されているので応用が効く。

7.思慮深いこと  優れたリーダーの特徴の中で、あまり評価されないのが思慮深さだ。思慮深さとは、知識を身につけるプロセスである。思慮深いリーダーの意見や判断は信頼できるし、正しいことが多い。つまり、思慮深さとは時間をかけ、情報を集めた上で意見を形成したり判断を下すことにほかならない。

・10項目で示されている中で、気づき大きかった項目のひとつがこの思慮深さについて。リスクテイクや、行動の重要性は理解しているつもりだが、一方でそのベースとなる思慮深さについて示している。行動とその軌道修正だけでは成り立たないというCEOという立場のリアリティを感じる。

9.常に最高を追求すること  最高を追求するということは、どんな犠牲を払ってでも完璧を求めるのとは違う。凡庸なものを受け入れず、「ほどほど」で妥協しないということだ。

・もうひとつは、常に最高を追求すること。本文中でも語れることが多かった印象。犠牲を払うということではなく、という但書に厳しさのようなものを感じる。これだけの犠牲を払ったから、最高だ、という話ではない、ということか。

父のように人生に失敗したと思いながら生きていきたくはなかったのだろう。「成功者」のはっきりとしたイメージはなかったし、金持ちや権力者がどんなものかを具体的に思い浮かべることはできなかったけれど、失望の中で生きたくはないと心に決めていた。

・こうなりたい!というイメージがなくても、これはいやだ、というイメージでも原動力になりうるのだと思う。

ルーンの口癖は単純だった。「もっといいものを作るために必要なことをしろ」。ルーンから学んだ数多くの教訓の中でも、何より今の私を作ってくれたのはこの言葉だ。

・ロバートアイガー氏のような(成功者と呼ばれる)人物でも、仕事の教訓をゼロから発見しているわけではなく、周囲から学びを得ているのだなぁと。
・周囲の様々な人の話をよくよく聞き、目の前の機会に得てひとつひとつ成功していく姿はとても勇気をもらえる本。その過程での気づきや学びが時系列で整理されていた。


読んだ後の行動

・気づきを言語化して残していくことを継続する




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