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変化を起こすと成長の種が生まれる

米国の心理学者であり、哲学者であるウィリアム・ジェームズは『心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。』と述べている。

インド独立の父と言われているマハトマ・ガンジー、イギリス初の女性首相であるマーガレット・サッチャーも同じような言葉を残しているが成長したければ、何かを変えなければならない。

子供はあらゆる変化を素直に受け入れ、もの凄いスピードで成長していく。
変化を受け入れるためには大なり小なり苦痛やストレスを伴う。子供が泣くのは変化の受け入れの過程だ。だが大人になるにつれてこの苦痛やストレスから回避する方法を覚えるため、成長機会を逃したり、成長度合いが小さくなる。

年配者の考え方が硬直化し、今迄のやり方に固執するようになるのはこの苦痛やストレスを受け入れることを嫌がるからだ。

成長は一時的に安定を失う。
慣れ親しんではいるが型にはまったやり方や、安定しているが退屈な仕事、時代遅れの価値観、価値のないつき合いや、意味の無いことに費やしている時間なんかを排除しなければならない。

米国の作家ゲイル・シーヒーはこう主張する。
「変化しなければ成長しない。成長しなければ、本当の意味で生きていることにはならない。」

ここで言う成長とは小さな青虫が大きな青虫になるようなといった能力に差が無い量的変化ではなく、蝶になり空が飛べるようになるといった能力に差が出る質的変化のことだ。

入社1年目の社員が経験を積んで独り立ちすることは今迄できなかったことができるようになるという意味で成長だが、2年目以降の小手先のノウハウを増やすだけの量的変化は大きな青虫になることと変わらない。

真の成長のためには技術的成長と精神的な成長を経て質的変化を起こさなければならない。
そのためには次のステージに向かう向上心が必要だ。

向上心こそが自身のキャリアを無限に開いていく。

イギリスの自然科学者、チャールズ・ダーウィンの有名な言葉がある。
『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である』

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