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【NEWSに学ぶ】 ワクチン余りとマシュマロ実験

2021.10.06のMEMOより/画像は私の過去作品です

「ワクチン不足」は「余り」をもたらす

先進国ではワクチン余りが数億回分出てくるという見通しが。
少し前まで「ワクチン不足」だと言っていたのに、一体何が起こっているんでしょうか?現状を把握してみましょう。

✔️買占めによるワクチンの在庫が増えている
 購入したワクチンが余剰しており、米国は年末まで2億回分のワクチンが、日本でも1月までに1億回分が余る可能性がある!

✔️ワクチンには使用期限がある
 2カ月を切ると途上国に寄付することも難しくなる!

✔️輸送に時間がかかる
 使用期限までに途上国へ送れない輸送の壁が課題になっている
 

政府さえも陥る冷静な判断の欠如

『マシュマロ実験』、というものをご存じでしょうか。
子供の自制心と将来の社会的成果の関連性を調査した実験で、我慢できた人は20年後に社会的に成功している確立が非常に高いとされています。
内容:目の前においしそうなマシュマロを置き、「我慢できたらもう一個もらえるよ」と言ったら、我慢するか、目の前のマシュマロを食べるか?という実験(実際にはキャンディーやお金で実験されました)。

 
このように、人は目の前に報酬があると正確な判断ができなくなりやすい生き物なのです。


漠然とした不安がある中で「トイレットペーパーがない!!」と言われると、自分は持っているのに((私のもすぐなくなるかも))と、いらない感情が湧き出てきます。
「自分の感情が相手の感情として感じられる」状態、臨床心理などでは『投影』と言います。
そして店舗から制限や禁止をされると、ほしくなって結果買占めをしてしまう、計画性が無くなる…こちらは『カリギュラ効果』と言います。

何か物を買うとき、行動するときに一度立ち止まる、一度距離をとるだけで冷静になり、正確な判断ができます。
行動するときにこうした心理的なバイアス(偏見)がかかっているかも!?と気付くだけで、浪費や無駄を防げるので、気になった方はぜひ検索してみてくださいね。

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