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文具女子博新宿インクじかんデコじかん 行ってきたレポ&購入品紹介

新宿京王百貨店で8月25日〜28日に行われた、文具女子博のインク&デコイベントに行ってきました。今回は買いたい物も固まっているのと、新作や限定品よりもご当地インクのお試し書きがしたいと明確な目的があったので、27日の第4ブロックを選択。3日目の最終時間帯なら比較的ゆっくり見られるだろうと思い、この時間に。会場に行ったら、その気は全く無いけれど文具ガチ勢みたいな整理番号で並んでしまいました。

今回の購入品。いちばん目立つ色が「戦利品カード」なのはこれ如何に。

今年は「透明と黒っぽいものと緑」だけの買い物になりました(笑)。
でもインクとペンだと透明加減が売りだから、どうしても透過部分は多くなりますよね。ノートの表紙をもう少し明るい色にすれば良かったのかもしれませんが、このノートはノートとして使う予定ではなく(後述)、可愛い色だとノートの表紙がかわいそうと思い(?!)、地味な色にしたのでした。

今回のお目当ての物その1は「fonteのガラスペン」でした。
書店で購入できる万年筆「fonte」シリーズの新作です。キャップや軸は他のfonteシリーズと共通で、ペン先のみガラスペン仕様になっています。

ペン先拡大の図

字幅は中字〜太字の間という感じでした。この太さは結構好みが分かれるだろうなと思います。細字に慣れている方は間違いなく「太っ!」と思うでしょう。
太字好きの私ですら「最近見たガラスペンの中では一番太い字幅」と、試し書きさせて頂いて思ったくらいなので…。
文字や文章を書く用ではなく、イラスト描き用だとしっくりくるかも。

実際に筆記したもの。
同ローラーボールもなかなか太めとは思いますが、それを上回っています。

インクの加減ですが、たっぷり目につけると最初のストロークでかなり持っていかれるorボタ落ちします。逆に少なめにつけると今度はインクの持ちが悪い(すぐ付け直ししないといけない)です。この辺は値段相応です。ある程度長時間書きたいなら数千円以上出した方がストレス無いと思います。
あと、本体のみだけ購入してキャップは購入しなくても(別売りなので)問題なく使えますが、保管や破損を考えるとあった方が良いと思います。持ち運びもできますし。軸の太さがあるので初心者でも握りやすいです。

そうそう、fonteのガラスペンって軸が空洞なんですよね。
なのでこういう遊び方もできます。

ピンクキャップに合わせて、パールもピンクにしてみました。
ジャラジャラ感が楽しいですよ。

こういうカスタマイズができる時点で大勝利(笑)。画像はレジン用のパールを使用しましたが、天然石パーツを入れると上品な感じになると思います。軸が空洞なのを利用したカスタマイズが流行るかも。他のシリーズはこの部分にコンバーターやカートリッジが入るので、ガラスペンだけの特権です。

お目当ての物その2は三田三昭堂さんの「空のインク瓶」でした。
蓋付きの丸瓶がそれです。三田三昭堂さんが出されているオリジナルインクで使用しているものと同一のもの。空瓶も1本1100円で売っています。
手持ちインクを入れるために購入される方、結構いらっしゃるみたいです。
私も自作のインク(ミクサブルインクで作成)を入れる用に2本購入しました。

三田三昭堂さんのインク瓶の形が好きなのです。切子の様なデザインが上品。
丸いのも可愛い。インク瓶ってカクカクしたのが多いから、丸みがあると安心感があります。(フェリスホイールプレスの容量の大きい方も丸い瓶で素敵)
そうそう、お店の方が「職人さんが瓶を作っているところ」を動画で見せてくれました。職人さんが一つ一つ鋳型に入れて作っていましたよ。作るのが難しい商品だそうで、商品として出せる数が少ないとおっしゃっていました。
丸みがあるけども安定感もありますよ。寝かせた状態で写真が撮れない=起き上がり小法師の様に立ち上がります。

マステとノートについて。
マステは新潟の滝沢印刷さんの「糸魚川翡翠」という柄。色とマガダマのかわいさに惹かれました。
ノートは「73色の風景を包んだノート」というもので、1枚1枚(裏表は同一色)違う色で印刷されています。色のイメージが右下に書いてありまして…

ノートは方眼タイプ。サイズはA5です。

こんな感じで全73色書いてあります。
エントリ冒頭で「ノートとしては使わない」と書いたのは、1枚1枚切り離して便せんとして使うからです。全て違う色の方眼紙を集めてお手紙したい気持ちが以前からあり、どのメーカーが何色の方眼紙を出しているのかを調べました(笑)。
このノートだとそれが一発で叶っちゃう♪しかも罫線としては珍しい色ばかりなので、書いている私ももらう人も楽しめると思っています。
このデザインならスタンプをひとつ捺して、シンプルな見た目にするのがいいかな〜と思いました。

以上、買い物記録でした。ここから先は回ったブースの備忘録を。

<三田三昭堂さん>
新作インクはオリーブとの事。自社でオリーブ畑を持っているらしく、オリーブインクはそれを反映させたものになるらしいです。インク購入者に自社作成のオリーブオイルのサンプルプレゼントとかしたいとも仰ってました。インクも試せましたよ。香りがめっちゃオリーブ!11月の文具女子博で先行販売予定だそう。

<コバブンさん>
オリジナルインクの内、静岡インク21色としぞーかインク6色をお試し。翡翠と羽衣が使ってみたいインクです。静岡苺と静岡蜜柑は結構渋めの色と思いました。
マステを買おうと思ったら、お目当てのは売り切れてました残念!

<文具館タキザワさん>
快くお試しを許可して頂きありがとうございました。対応して下さったお兄さんがノリの良い方で、あれこれ説明して下さってタキザワさんのインクに興味が出てしまいましたよ。お店の看板商品であろう、糸魚川翡翠が使ってみたいインクです。
コバブンさんの翡翠とは全然違う色味なので並べて使ってみたいですね。
インクはその場では買いませんでしたが、同名のマステを購入しました。

色名は殴り書き状態でお見せしたく無いので隠しております。ご了承下さい。
いちばん左上の色が糸魚川翡翠です。

<ジョイフル本田さん>
「人気の色は何ですか?」と尋ねて、4色お試しさせて頂きました。
渡良瀬ミントが好みでした。新作の千葉カラー/落花生ブラウンイエローもふわっとした色味(カプチーノの泡の様な)で可愛かったです。

<その他のブース>
去年賑わっていたセーラーさんのインクすくいは、今年は落ち着いてました。回の終盤でもチャレンジできた様です。
マステやシールも大分落ち着いてしまった(限定品も奪い合いにならないの意味)感じがしました。そういえば今年はbandeさんが来なかったのが残念です。3個で550円のは結構楽しみにしているので…。

今回のイベントはまったりと楽しめて本当に良かったです。いくつかのお店のインクを試して、私は翡翠の色(青緑系)が好きなんだというのも分かりました。
そういえば先日購入した四季織のしとしとも青緑系だもんなーとか思ったり。

インクに興味が出てきたら1回はインクイベントに行って、お試しができればお試しさせてもらい、家でじっくり比較してみると良いと思います。
同じ名前の色でも出しているお店によって色味が違いますし、逆に色味が似ているインクもあります。趣味文さんがカタログ出していますが、やっぱり実際に自分で色を見てみるのが納得いきますしね。

昨年の文具女子博インクイベントの話はこちら。今回の話と併せてどうぞ。


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