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お片付け|「床にものを置かない」を気楽に続けていく方法

お片付けや整理収納をする際、「すべてのモノに指定席をつくる」とはよくいわれます。「床にものを置かない」というルールを決めれば、お部屋はぐっときれいになることも分かります。皆さんは得意ですか?

私は苦手です!!

というか、私の場合は毎日仕事して育児して家事して、それだけで正直キャパシティの限界。そこから丁寧に、ひとつひとつモノを指定席に戻して……なんて、できませんっ!

しかし、そんなズボラでもできる方法で、なんとか家をキープしています。

■毎日丁寧に暮らせる?私には無理です……

整理整頓やお片付けって、その人の性格や心の余裕も大きく影響していると思います。

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例えば、毎日使うカバン。毎日帰ってきたらカバンの中身をすべて所定の位置に戻すくらいきちんと片づけを行っている人もいれば、どうせ明日も使うんだから、私が場所を分かっていればいいのよという人もいるはず。

私は完全に後者です。

どうせ使うんだから、そこに置いておけば時短になるじゃん!という感じですし、なんならカバンの中身を出してしまうと、忘れる……

脱いだ服も、歩きながらイスにかけてしまうのが楽ですね。まぁ、家の中くらい、だらけたっていいじゃないですか。


しかし、ワンオペ生活でそれを許容して放置し続けると、取り返しがつかない状態になります。部屋が汚れれば汚れるほど、どこから手を付けたらいいか分からなくなることも……そうなる前に、簡単なワンステップを設けています。

■寝る前5分!「全拾いタイム」をつくる

子どものおもちゃや脱ぎ捨てた靴下、パパが置いていった何かの書類、娘の学校グッズ……我が家は全員、お片付けがあんまり得意じゃない!

日々、床にいろいろなものが散乱しています。

私のものじゃない場合、なにがどこに散らばっているのかもうサッパリ。

そこで実践しているのが【寝る前5分!「全拾いタイム」】です。​

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【1】ボックス・袋・カゴなどなんでもいいから用意する
【2】落ちているものを手あたり次第拾う
【3】忙しい日はいちいち確認しなくていいから拾う
【4】とりあえず床の上に何もない状態にする

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これって意味あるの?と思われるかもしれませんが、「片付け方はざっくりでもいいから床が見える状態にする・できれば毎日」というのが重要なのです。やるのは5分でいいし、紙袋やショッパーなど、放り込むところはなんでもいいのです。

少し余裕のあるときは、落ちているものをそれぞれの所定の位置に戻しましょう(おもちゃならおもちゃ箱、脱ぎ捨てた靴下なら洗濯機へ)。

疲れているときは、とりあえずそのままでもいいんです。次の日の朝や洗濯するタイミングなどに中身をあらためましょう。

「あれ?これを戻す場所がないぞ」というのに気づいたら、それを置く場所を決めましょう。例えば、いつも床にメガネが落ちていたとしたら、メガネ置き場を決めるんです。どこに置いているかみんなが把握していれば、「メガネどこ~」というやりとりも減ってくるはずですし、片付けもしやすくなります。

ポイントは、毎日やることです。毎日やることでためこまれることがなくなり、片付けの手間がどんどん楽になります。でも、大変だったら1週間に1回とか、無理のない範囲でいいですよ。

■置いちゃう場所に置き場所を。ものの住所はざっくりと

我が家はみんな自由気まま。几帳面とか、潔癖とかそんな雰囲気まったくありません。「ものの住所」もきっちり決めると、それを管理したり、いちいち戻したりするのを手間だと感じがち。

でも、「ものの住所」はキッチリカッチリ決めなくてもいいじゃないですか!

夫は毎日、カギやらメガネやらをどこかにポンとおいてしまい、そして見失っています……。だいたい、帰ってすぐにダイニングテーブルに座るので、その周りにいろいろなものが散らばりがち。自転車や車やバイクなどいろいろなキーが散らばり(私はどれがどれだか分からない)、メガネも床に落ちていることなんてしょっちゅうです。

そこで、ダイニング横の棚に「パパ専用のモノ入れボックス」を設置。

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とにかく床に落ちているパパのものは、このボックスにイン!すると、わざわざ「ペンはココで、メガネはあっちで、カギはこっちで……」と分類する手間もなく、夫も朝起きたらとりあえずここを見ると、必要なものが入っているという感じ。イメージとしては、落とし物ボックスですね。

(ちなみにカラーは私の好きなもの。このボックスは私が管理しているよ!というアピールを兼ねて)

基本、私はここに入れるだけですが、あふれるほどものが溜まってきた場合は、中身を再確認。ほかにしまう場所があるものや、ずっと入れっぱなしだったものは所定の位置に片付けます。

ダイニングから手を伸ばせば届く位置なので、夫が自分でちゃんとしまってくれることもあります!とってもひく~いハードルですが、このくらいじゃないとストレスなく続けられません!

■とにかく手間を減らすこと!それが継続のコツ

共働きが当たり前になった今。

「男女共同参画白書(平成30年度版)」によると、昭和55年は圧倒的に専業主婦世帯が多かったものの、平成9年度付近で割合が拮抗しはじめました。そして現在、共働き世帯は専業主婦世帯をぐっと上回り、割合も逆転。同白書から「6歳未満の子どもを持つ夫婦の家事・育児関連時間」を見ると、妻が7:34時間(454分)、夫は1:23時間(83分)と大きな差があり、先進国のなかではかなり格差がある状況です。


とはいえ、夫の家事育児への協力が得られるかは、仕事や家庭環境、ワークライフバランスなどさまざまな要素がからみ、一言で「夫がもっと頑張れ」とはいえない状況でしょう(できる環境なのにサボっている人は言語道断ですよ)。うちもそうですから。それに、シングルの家庭も増えているのが現状です。そんな今、とにかくワンオペで家事を回すためには、ひとつひとつの手間を減らすことが重要だと思っています。


とにかくきれいにしたいけれど、片付け方が分からない。そんな方は、まず「寝る前5分、床にあるものを全部取り除いてみる」を実践してみてはいかがでしょう。床が見えるだけで「やった感」がありますし、なんなら箱に入れたままずっと使わないものは、もういらないものかもしれません。

ポイントは難しく考えないこと!一度すっきりした部屋を見たら、新たなるモチベーションが生まれるかもしれません。私もそうですから。


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