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ルームスタイリング|インテリア配色のコツ。色彩が与える影響とは

私はズボラだし、几帳面でもありません。
できるだけラクしたいし、別に散らかっている部屋でも生活できます。

でも、片付いた部屋に朝日が差し込んだときの、”キューン”とする感じが大好きなのです。その”キューン”を感じるためにお片付けをしているといっても過言ではありません。

その「あぁ~かわいい~」という心のため息を生み出す大きなポイントが、「色」です。

色って、五感の中でも大きな割合を占めるんですよ。

■五感の約7割を色が占める

香りや味覚、音……
五感が私たちに与える影響は大きいですよね。心地よさを考えるときにも重要なポイントになります。なかでも大きいのは「視覚情報」です。

目で見えるエネルギー、それが色。

なんと、五感情報のの66%は「色」が占めているのだそうですよ。

心地よい配色を選んでいれば、五感の約7割が「心地よい」と判断してくれるわけです。逆に、色が散らかっているとそれだけでうるさい印象になってしまうことも……

そう思うと、色を整えることでお部屋全体のあか抜け度が変わるということも、なんとなくイメージしていただけるのではないでしょうか。

■目立つ色ってどんなカラー?

視線を集める色というのがあります。

赤く実ったリンゴは、まだ青いリンゴよりも美味しそうですし、パッと目に付きますよね。

ブルーなどの寒色系より、レッド・オレンジといったあたたかみのある暖色系の方が目線を集めやすいのです。なぜなら、暖色系のほうが色の波長が長いので、遠くまで早く届くから。自然の摂理ってすごいですよね~。

同じように、暗い色よりも明るい色、くすんだ色よりも鮮やかな色の方が、人の視線を集めやすいといわれています。

なんと、人は目をつぶっていてもこれら「色のエネルギー」は感じているのだそうです!色は波長ですから、肌で感じ取っているんですね。見ていなくても、脳はきちんと反応しているのだというからビックリです。

お花だって、虫たちを呼ぶために華やかな色をしていますもんね~。

■色を使ってあか抜けさせるには?

そんな色の特性を使って、お部屋をあか抜けて見せることもできちゃうんです!

先ほどご紹介した、

あたたかみのある色(暖色系)
・明るい色(高明度)
・鮮やかな色(高彩度)

この”視線を集めやすいアイテム”を、お部屋の主役として配置してしまうのです。例えば、アートを飾ってみたり、クッションカバーのようなアクセントとして取り入れたり。

すると、人は自然とそこに目が行き、記憶に残りやすくなるのです。
逆に言うと、その「主役アイテム」をしっかり決めておけば、あとは少々生活感が残っていても、雑多な印象になりにくいのですね。

あとは、あまり見せたくないものをあえて「寒色系・暗い色・くすみカラー」にしてしまうことで、目に入りにくくさせるという技も使えるわけです。

ちなみに我が家は、リビングのメインカラーは明るめのブルーグリーン。アクセントに用いるのは、明度の高いイエローやピンク。
書類などを掲示している「生活感ゾーン」は、くすみカラーにしています。

■色をもっと楽しんでみて

色が人に与える影響って、実はとっても大きいんです。
なんとなく見ていて落ち着く色、好きな色ってあると思います。そういうときって、きっと体はその色のエネルギーを欲しているときなんですよね。

あまり難しく考えず、五感で色を味わうということを、ぜひ楽しんでみてくださいね!

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