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ライティングスキル|読まれて愛される文章術

Kindle出版をサポートしていて、よく聞くお話があります。

それは「書くのが得意だと思っていたけれど、なぜか、なかなか書けないんです」というお悩み。

日記やジャーナリングのように、自分のために書く文章。
そしてKindleのように、読者さまに読んでもらうために書く文章は、やっぱり書き方が違います。

とくに、無料で読めるnoteやX、インスタ投稿とは違い、Kindleは少額であってもお金をいただいて購入してもらうもの。どうしても、肩に力が入ってしまうのもわかります。


その大きな違いは、「読者という視点を意識しているか、いないか」。
自分のために書く文章は、自分が納得できればいいのですが、読み手がいるのならそうもいきません。

そんなときに役立つのが、文章の「型」。

今日は、伝わる文章の「型」について。
メルマガでもお話しした内容なのですが、多くの人に伝えておきたいなと思う部分をnoteにもまとめておきます。


■言葉を伝わる文章にする作業

文章を書く、といっても、そこにはいくつかの段階があります。
これは以前にも載せましたが、文章化のプロセスです。

まずは心の中の「モヤモヤ」を言語化すること。

そしてそれを伝わる表現にする、つまり文章構成です。

この文章の「型」、実はとてつもない数があります。
有名どころだとPREP法とか、PEEL法とか、PASONAの法則とか、とにかくいろいろあるんです。

目的に合わせて「型」を選ぶと、ある程度まとまった文章をあっという間に書くことができます。

さらにそれを自分らしい表現にするレトリックもありますが、それは今回はちょっとおいておきますね。まずは、「型どおりに書いてみる」が大切です。


■読まれて愛される文章術

これは、私がWeb記事でも気にしながら書いていたところ。

『悩みの言語化→解決法→具体例→小さなアクション』という、共感フレームワークです。

①読者さまの抱える悩みを言語化

最初に、読者さまがモヤモヤ抱えている悩みを、「こんなお悩みないですか
と提示してあげます。そして、私もそうだったんです、同じ失敗をしました、と読者さまのお悩みに自分自身のストーリーを重ねます。

②解決法・ノウハウの提示

そして、解決法。
単刀直入に、実際にそれをどう解決するのか? という話をします。私もそうだったんです、→それを解決するための方法はこれです、という流れです。

③具体的な事例・数字的データ

そして、具体例。実際に、私自身はこう変わったんです、という自分の話。
こんなトラブルの時はこう回避しました、といった詳しい体験談。
そのほか、このお客様はこうなりました、という実績の話などなど。

もしくは「これは○○のデータでも実証されていて…」というような、数字的な裏付けも有効です。

④全体のまとめと小さなアクション

最後は、まとめとして読者さまの悩みを解決する方法を念押します。

「全部はできなくてもいいので、まずはこれからやってみましょう」
など、考えうる「つまづきポイント」を解消しつつ、今日すぐに行動できる
アクションを提示して、気持ちよく全体を終わらせていきます。

■まず読者さまの話から

「誰かに読んでもらうために、文章を書く」
を意識するなら、目の前にいる誰かに話しかけるつもりで、会話するように文章を展開していくのがおすすめ。

迷ったら、読者さまの話をするんです。

・こんなお悩みないですか?
・思い当たる節はないですか?
・こんな失敗、したくないですよね?

というように、問いかけてみてください。

「伝えたい」という思いが先行しすぎると、つい「自分の話」ばかりしてしまいがち。でも、普通の会話でも自分の話ばっかりしている人って、ちょっとつまらないですよね?

あなたの本を手に取った読者さまも、「著者であるあなた自身」に、最初は興味ありません。その本に書いてあるだろう、「自分にとって役に立つ情報」が欲しいだけなのです。

その「役に立つ情報」に、あなた自身のエピソードやストーリーを重ね合わせてみてください。そうすると、自然と「著者のことを深く知り、共感してしまうKindle本」ができていきます。


もちろん、型にあてはめると書けない、という方もいらっしゃいます。
でもだいたいの流れを知っていると、途中で迷ったりつまずいたりすることが減りますから。ひとつの参考として、ぜひ覚えておいてくださいね。



こんな話を、いろいろしているメルマガがあります。
週2で配信しているので(たまに連日頑張って送っています)ぜひ登録しておいてくださいね。

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