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「今ここ」を感じる

ぼくはカメラを持って散歩するのが好きだ。

カメラを持つと、普段気づかずに通り過ぎていたものに目が行く。

垣根に咲いている花や、水溜りに映る空、
ひなたぼっこをしている猫など、

見渡せば、その一瞬の光景の中にも
物語がたくさんあることに気づく。

さらにぼくがカメラを持つことで
いいと思うことは、「今ここ」にいれること。

ぼーっとしている時でも、ついつい頭の中は
「今ここ」ではないどこかに飛んでいることが多い。

あれしなくちゃなー、
昨日のあれはこうすればよかったかな、
今晩何食べようかな、

そしてしまいには、
何年も前の失敗なんかも引っ張り出してきて
今また落ち込んでみたり・・・(苦笑)

でもカメラを持つと、今この瞬間の空気や温度、
香りや光を感じること(「今ここ」)に集中している。

最近は作品を作っている時も同じことを感じる。

以前は何を描こうか、どういう風に描いていったらいいかを考えてから創っていた。

でも今は、何も考えず、何も意図しないで、
その瞬間出てきた形や色を捉えながら、

その場の空気や温度、
そして光を感じながら創っている。



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