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「お味噌づくりワークショップ」レポート

おはようございます。

昨日も寒い中、「うつわと暮らしを楽しむWEEK!」にお越しいただきありがとうございました。遠方から来てくださる方が多く、本当にありがたいなーと感謝しています。

今日は、松江市の「ラ・クレームデクレーム」さんから奥出雲りんごのアルカザールが届きます。

自然にまかせたりんごづくりをされている奥出雲町の「日森りんご園」さんのりんごを使った、素朴なお菓子です。

スタッフもみんなこのアルカザールが大好きで、秋が深まると「食べたいな~」と思い出す味です。どうぞお楽しみに。


また、同じ松江市の「Vert(ヴェール)」さんの焼き菓子も並びますよ~。

まだお店に出かけたことがない、という方も、ぜひこの機会に味わってみてください。10時より販売開始予定です。

クリスマスオーナメントのペイントワークショップも開催します。こちらは10時半~14時半で、ご予約は不要です。木のオーナメントを選んでいただき、お好みの色でペイントしていただくものです。ペイントが乾くのに時間がかかりますので、お時間に余裕を持ってご参加くださいね。

さて昨日は、お味噌づくりワークショップの日でした!とても楽しい時間となりました。当日の様子をレポートしますね。

昨年も行ったこのワークショップ。今年参加してくださった方は8名+お子さまおひとり。「味噌づくりはずっとしてみたかったけれど、きっかけがなくて」という方や、「何年も前に仕込んでそれっきりだったけれど、これからは毎年できるようになれば」という方などが来てくださいました。特に皆さん、「食」に対して興味があり、「食べることの大切さ」を考えてこのワークショップに参加された方が多かったようです。

講師の岡里美さんは、マクロビオティック料理の先生でもあります。最初に、味噌の材料である豆・麹・塩の説明がありました。マクロビオティックの観点から見た味噌のお話も興味深く、大豆という食べものを効果的に摂取するうえで、発酵食である味噌はとても理にかなったものである、という説明に、皆さん聞き入っていらっしゃいました。

今回は、大豆は出雲市斐川町の「ながせファーム」さんの無農薬白大豆を、麹は奥出雲町「森田醤油」さんの生の米糀を使いました。同じ材料で昨年も味噌づくりをしたのですが、そのときに仕込んで1年経った味噌を岡さんが持ってきてくださっていました。「皆さんもこんなお味噌ができるはずですよ~」と岡さん。

地元のものを使って保存食を作るというのは、何とも贅沢だなあ、と感じます。

すでにキッチンは軟らかく煮た大豆のあまーい香りでいっぱい。この大豆をビニール袋を使ってつぶしていきます。

その後、今度は麹と塩を混ぜ合わせて、そこに大豆を入れてよく混ぜ合わせる…基本的にはこれが味噌づくりの工程です。とてもシンプル!

材料も少なく、製造工程も難しくありません。だからこそ、おいしいものを作るには素材の良さが問われるのだと思います。おいしい大豆においしい麹。皆さん、「おいしくなーれ」と念じながら混ぜていらっしゃいました。

冬を越して、夏を越して1年後くらいが食べごろ、ということなので、どんな風な味噌に仕上がるのか、わくわくしますね。岡さんによると、味噌の途中経過をメールで教えてくれたり、岡さんが主宰されている「マクロキッチン出雲」まで持ってきて見せてくれる人もいるのだとか。皆さんわが子のように大切に育てておられるのかもしれませんね。

最後に、それぞれ用意してくださった保存容器や、オプションでお買い上げいただいた浜田市「吉田製陶所」さんのふたつぼに、味噌を仕込んでいきました。皆さんとーっても丁寧に仕込んでおられて、自分が家でやるおおざっぱなやり方とは違うな…と、反省したりして…。

その後、岡さんが作ってくださった味噌スイーツを皆さんで頂きました。今回は味噌・バナナ・くるみのケーキ。米粉で作ってあって、ふわーっと甘い香りが漂います。食感はもちもちで、甘さも控えめでとってもおいしかった!今度はこのスイーツのワークショップをしてもらいたい!と思いました。

味噌づくりは、食の基本を大切にしよう、という意識のある方が多く集まっておられた印象です。それぞれの暮らしの中で今回の学びが生きて、さらに毎日が楽しくなることを祈っています。

寒い中、参加してくださった皆さま、講師の岡さん、ありがとうございました。


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