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気持ちよく朝を迎えるために ~それぞれのルーティンを大切に。

4月から新しい仕事や新しい学校に通うことになって、朝の生活リズムが変わった、という方もいらっしゃるかと思います。

我が家も家族が転勤になり、朝ががらりと変わりました。

それまで8時過ぎに家を出ていたオットが、6時すぎには家を出なければならなくなったのです。逆算すると、5時半には朝食ができていないといけない…ということは私は何時に起きたらいいのだ?と、転勤が決まってからずっとそわそわしていました。

いろいろと考えた結果「5時起床」がベストということになり、今は毎朝5時前に目覚ましをセットして、もぞもぞと布団から出てキッチンへ向かっています。

転勤が決まって、新しく買ったのが「全自動コーヒーメーカー」。

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タイマー機能がついていて、5時20分からすさまじい音でコーヒー豆を挽き(これで完全に目が覚める)、おいしいコーヒーを淹れてくれます。
以前はハンドドリップで2杯分淹れていましたが、とてもそんな時間は取れない…と、購入を決めました。

体質もあって、家で飲むコーヒーは朝1杯だけ、と決めているのですが、ハンドドリップの時には自分の気持ちが味に出てしまって、バタバタで淹れれば雑な味になり、しょんぼりすることもありました。

ですが、我が家にやってきてくれたコーヒーメーカーくん、これが本当に、なかなかにおいしく、しかも私のいい加減なドリップのようなムラもなく、香りも良く、毎朝淹れたてを作ってくれるという優れもの。

いい買いものしたなあ…と自画自賛しています。

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さて、お弁当を詰めたりしていると、そろそろ犬がそわそわしてきます。

我が家は犬を飼っているのですが、この犬がもう5時前には起きていて、「はよ散歩連れていけ」とわくわくした顔で待っているわけです。

なので、朝食とお弁当作りが終わったら、パソコンを立ち上げてnoteをUPし(以前も書きましたが、noteは前日に下書きしています)、散歩着に着替えて散歩へ出かけます。

この散歩がかなり自分ではプレッシャーで(それまではオットが5時過ぎに起きて1時間くらい散歩していた)、大丈夫かなあと心配していたのですが、意外に気持ちよく、朝からいい習慣になっています。

5時半とはいってもすでに夜は明けていて、でも人はまだほとんど出歩いておらず、車もわずかに通るだけ。「1日のはじまりの空気を独り占めしている」気がして、非常に気分が良い。

犬は日によって行きたい道が変わるので、今までまったく通ったことのなかった場所を知ることができて、得した気分になります。「こんなところに川があったのか~」と驚いたり、「ここはいい家ばっかり建ってるなあ…」と住宅地で目の保養をしたり。4月の初めには近所のお寺で桜が満開になっているのを犬と一緒に眺めたりもしました(貸切で!)。

45分くらい歩くのですが、6時を回ると急に街が起き始めます。車も多くなり、家の中からいろんな音が聞こえ始めるのもなんだか楽しいのです。

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家に帰ると6時15分くらいで、もうオットは家を出ています。

つまり、ここから家には私しかいない。すべて私のための時間なのです!
のんびり朝食を楽しんでもいいし、掃除をしても、しなくてもいい。
何ならもう一度寝ちゃってもいい!

「誰かのために使う時間」が朝6時に終わってしまう、というのが、はじめのうちは慣れなくて持て余してしまっていたのですが、今は散歩から帰ってちょっとストレッチをして、身体をほぐしてから朝ごはんを食べ、天気が良ければ庭に出て草抜きをして…と、贅沢に過ごしています(それでもまだ7時半くらいだったりする)。

もともと朝が得意な方ではなかったのですが(若い頃は昼まで寝ていた)、子どもたちが生まれて否が応でも早起きをしなくてはならなくなり、そのうち資格の勉強を始めたりして、朝だけが自分に割ける時間になりました。

そうなると、「朝のスタートがうまく切れたら、1日がうまくいく」という法則が自分の中で出来上がり、気持ちよく1日を過ごすために朝の時間をいかに充実させるか、というのが命題になっています。

朝を気持ちよく過ごすためには、前の日の夜も大事になってきます。

キッチンが汚れていたり前の日の片づけものがそのまま置いてあったりすると、朝からがっかりすることになり、その小さな積み重ねがストレスになります。

だから、前の日にできることはして、起きたら「よし!」と挑めるように、準備をしておくのが大切。
出したものを元あったところに片付けて、お弁当の下準備はしておく、など、とても些細なことですが、翌朝の気持ちがまったく違います。よく、朝起きたらシンクに家族が食べた食器がそのまま置いてあってイラっとする…というのを聞きますが、我が家はオットがお弁当箱も食器も自分で洗って片付けてくれるので助かっています。

また、何といっても重要なのが「ちゃんと寝る」こと。
睡眠時間を削るのは健康的ではないですね。ちょうど良い睡眠時間は人それぞれですが、私は6~7時間は寝たいタイプなので、観たいテレビがあったら録画しておくか、ネット配信を休日に楽しむことにして、読書はもっぱらお風呂の中で。

ゆっくりお風呂に入ることも、朝気持ちよく起きるコツかもしれません。

就寝時間から逆算していくと自然といろんな時間が決まり、リズムよく過ごせている気もします。

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朝型が良くて夜型がダメ、とかではなく(朝型・夜型は遺伝によるもの、という話も聞きますね)、生活リズムの中で「いかに気持ちよく過ごせるか」というところに焦点を当ててみると、小さなストレスがなくなっていく、と思います。
私はそれを、結婚してからの20年で学びました。

今は自分のための時間が有り余るほどあるので、逆に怠けようとすればいくらでもできてしまいます。
また、毎日優等生のように過ごせているわけではなく、朝から気分が落ち込むことも。でも、怠けると必ず自分に返ってくる。

ぴりりと自分を律しつつ、ストレスのなるべく少ない暮らしをしたいなあ、と日々考えています。

1日は24時間しかないし、どう使うかは人それぞれ。
せっかく限られた24時間なので、より効率的に、かつ豊かに使いたいですよね。

私は今は朝を楽しむことで1日の生活リズムを整えていますが、そんな「気持ちよく暮らすためのコツ」みたいなものを1つでも持っておくと、心も整って余計なストレスが減り、結果として有意義に1日を過ごせるのでは、と思います。

それが夜でも昼間でも関係なく、生活の中にひとつ、すっと芯が通るような、それぞれのルーティンがあると良いですよね。

とにもかくにも、朝の空気を吸うと本当に気持ちよく1日が始まる気がするので、朝が苦手でない方はぜひ、起きたらまず窓を開け、1日の始まりを堪能していただきたいです。


※お知らせ
来週の「時々、コラム」はお休みいたします。ご了承ください。


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