出張シマシマしまね　～「とらねこ図書室」さんの図書スペースのこと。

おはようございます。

「出張シマシマしまね」、昨日からご予約受付を開始しました。
初日からご予約を頂きました皆さま、ありがとうございます！
はじめましての方、以前はたひよどりの施設に良くいらしてくださった方。お会いできるのを楽しみにしております。

「しまねマグ」のお披露目も兼ねてはおりますが、イベント、というよりも、「シマシマしまねが斐川に出張に行きますよ～」という感じでとらえていただけたら嬉しいです。

とはいえ、「シマシマしまね」とは…昨年ほとんどオープンしていなかったので、「それ何？」という方もいらっしゃるかもしれません。

いま一度かいつまんでご説明させていただくと、

「シマシマしまね」とは、雲南市の山の中の集落「はたひよどり」の古い一軒家にある施設です。

（施設を運営しているのがNPO法人くらしアトリエ、となります。）

コンセプトは、「島根を知る、学ぶ、楽しむ」。

島根で楽しく、そして心豊かに暮らすために必要な「気づき」や「学び」を生み出す場所としてオープンし、住んでいる土地に誇りを持ち、前向きに、知的好奇心を持って過ごそう、という提案をしています。
島根各地のおいしいもの、県内で活動する作り手の手仕事の作品などを紹介するショップコーナーが施設内にあり、東部ではなかなか手に入らない地域の商品や、私たちが本当においしい、素晴らしいと感じたものを市町村ごとに並べています。
販売のほかにも、「シマシマ編集室」「おふるまいプロジェクト」「シマシマキャラバン」「お楽しみ便」といった企画を行ったり、さまざまな勉強会も開催したりしています。
これらを通して、地域のことに目を向け、自分のことに置き換えて考えるきっかけを作る施設でありたい、と考えています。

…なのですが、これは2019年度までのこと。

現在、諸事情によりはたひよどりの施設を開けることができないため、今回思いはそのままに、「出張」という形で出雲市斐川町へ出かけていくことになりました。

目新しいものはあまりありませんが、どれも自信を持っておすすめできるものたちをご紹介する予定ですので、楽しみになさってくださいね。

また今回、昨年のうつわイベントに続いて「とらねこ図書室」さんに図書コーナーをお願いしており、私たちスタッフもとても楽しみにしています。

「とらねこ図書室」さんってどこにあるんですか、どんな方がされているんですか、という疑問もおありかと思いますが、図書室自体は普段は存在しない、架空の図書室です。

くらしアトリエのイベントの際に出没？する、素敵な図書室。

私たちと「とらねこ図書室」さんとの出会いは、「シマシマしまね」の企画のひとつ、「シマシマ編集室」です。
施設にいらしてくださった際に、何か一歩踏み出してみたい、というお話をうかがい、編集室に参加していただき、ライターとして文章を綴って発表するまでを体験していただきました。
そして、現在はオンラインサークル「くらしの学校」にも参加してくださっています。

お話を重ねるなかで、本が好きであること、ご事情により今は勤務されていないけれど、図書館司書として長く働いておられた経験がおありだということなどをうかがって、以来何度となく、「こんな本読まれますか？」と、スタッフそれぞれにおすすめの本を貸してくださっています。

これがかなり良くて、本好きにはたまらないシステムなんです。
個人的な本のコンシェルジュのような‥。

本が好きな人にとって、まだ知らない本を紹介していただいたり、「この本、きっと好きだと思うんです」と教えていただいたりするのって、すんごく嬉しいことなんですよね。

面白かったら当然「世界が広がった！」とわくわくするし、その本が自分に合わなかったとしても、「これはちょっと合わなかったなあ」という気づきがあるので、それはそれでありがたい。

そんなこんなで、「とらねこ図書室」さんには活動を通して、また本を通して、刺激をたくさんいただいています。一歩一歩、やりがいを持って奮闘されている姿は、見ていてこちらも元気をいただくし、応援したくなります。

昨年のうつわイベントの企画の段階で、とらねこさんに「本への思いを形にしていただけませんか？」と図書コーナーをお願いし、イベントのコンセプトに沿った本たちをたくさん、並べていただきました。

イベントの期間中、縁側でじっくりと本に向き合う方の姿や、お子さんと一緒に本を楽しむ様子などをたくさん、見かけました。「とらねこ図書室」のことは知らなくても、「あ、本もあるんだ」という感じで気軽にその世界に入り込める、素敵な空間だったと思います。


今回の「出張シマシマしまね」でも、本をセレクトして持ってきていただく予定です。お買い物はもちろん、ホッとひと息、くつろいで本をご覧いただけたら幸いです。

「とらねこ図書室」さんをはじめ、はたひよどりの施設での出会いが面白い方向へつながっていく、という経験もたくさんあります。

言葉にすると軽くなってしまいますが、そんな「出会い」「ご縁」みたいなのが突発的に生まれることも、「シマシマしまね」の魅力のひとつだと自分たちでは考えています。

今回の「出張シマシマしまね」でも、島根のおいしいものとの出会い、「オープンスペース.美南」さんという空間との出会いを通して、「島根っていいね」という気持ちが育まれることを願っています。

引き続き、10時～14時は原則予約制、としています。人数等の把握のため、可能な方はぜひご予約のうえお越しください。予約された方にはポストカードをプレゼントとして差し上げます。
14時以降は予約不要でご来場いただけます（限定の商品など、売り切れている場合がありますのでご了承ください）。

ご予約は、

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