地域づくりを考える。おいしいお菓子とともに。
おはようございます。
月曜日のことですが、出雲市斐川町の荘原コミュニティセンターへうかがいました。
地域づくりのタウンミーティングにコーディネーターとして関わらせていただいている斐川・荘原地区。昨年12月に行われた1回目のタウンミーティングでは、50名近くの方にご参加いただき、有意義な時間を過ごすことができました。3月8日(土)に2回目のタウンミーティングが開催されるのですが、この日はその打ち合わせです。
1回目は「荘原の魅力を探す」こと、そして「外から来ようとしている人に、魅力を伝えつつ不安を取り除く」という作業を皆さんに行っていただきました。2回目はそれを踏まえてどんなテーマを持たせたらよいのか?ということで、話し合いを重ねています。
タウンミーティングで何を話し合うか、ということは、荘原の地域の皆さんが地域に対してどんなビジョンを持とうとしているのか、が分からなければ見えてきません。地域の皆さんもぼんやりとした危機感や希望はあっても、「こんな荘原になってほしい」「こんな街で暮らしたい」というビジョンはまだはっきり見えていないように思います。私たちはその方向付けの手助けをすることが使命であり、そのためには皆さんに「考えてもらうこと」をお願いすることになります。考えるというのはとても面倒くさいので、日頃はなかなか気が向かないものですが、タウンミーティングという「場」を作ってもらうことで、「よし、考えてみるか」というモチベーションになると思います。日頃はあまり地域に関わっていない方にこそ、参加して、皆さんが真剣に地域の未来を考えようとしているという風景を見てもらいたいなあ、と切に願います。
打ち合わせの中で、「結局地域づくりの根底にあるのは、多様性を認め合う思いやりだよね」という、なんだか道徳の授業みたいな話になりました。でも本当にそうなんですよね…。違う世代、職業、ジェンダー、家庭環境…そんな、ひとりひとり違うものを、自分に照らし合わせて「あの人は違う!」と否定するのではなく、「違うけど、それもいいね」「そういう生き方もあるんだ」と思える心を持つこと。そして相手も「分かってもらえない!」とただ拒絶するのではなく、歩み寄ること。話をすること。「もし私がこの人の立場だったら」と想像すること。そんな、当たり前のことの積み重ねが地域を元気にしていく秘訣なんだろうなと思います。
テーマも決まったので、あとは興味を持って参加していただけるような工夫を考えて、当日まで精度を高めていきたいと思います!
タウンミーティングをはじめ、3月のくらしアトリエ関連イベントについては記事にまとめていますので、こちらもご覧くださいね。
ところで、打ち合わせをするときはいつも、コミュニティセンターのスタッフさんがおいしいお菓子やお茶を用意してくださいます。
これも荘原、というか出雲地区あるあるで、お茶とお菓子がないと話が始まりません。すごくいい習慣だと思う!
この日はくらしアトリエスタッフもそれぞれが旅のお土産を持ってきていたので、なんだかパーティーみたいになりました(笑)。
打ち合わせに参加してくださった地域の方が焼いてくださったレモンケーキ。「お土産に」とおっしゃってくださり、昨日事務所でコーヒーと一緒に頂きました。お心遣いが本当にあたたかい…。見習わなくては、と思います。
事務所のある「はたひよどり」、久しぶりに裏手に回ったらふきのとうがたくさん出ていました!今年は春が来るのが早いなあ…。
なんだか焦ってしまいそうですが、地に足をつけて頑張ります。
皆さまもどうぞ、良い1日をお過ごしくださいね。
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