NPO法人くらしアトリエについて
1.くらしアトリエとは
NPO法人くらしアトリエは、島根県および山陰地方にあるものづくりや、豊かな食文化など、自分たちが暮らす土地を見つめ、日々の暮らしを見直すきっかけづくりを行っている地域団体です。
2005年3月に女性3名でスタートし、さまざまな活動を経たのち、2007年11月に特定非営利活動法人(NPO法人)として新たなスタートを切りました。
現在、スタッフは12名。ホームページおよび各種SNSでの情報発信、島根県を知り、楽しむための施設「シマシマしまね」の運営、オリジナルのものづくりの開発、イベント企画、デザイン事業などを行っています。
→事業の詳細は「法人概要」をご覧ください。
2.地域と暮らしをつなげる
活動の核となっているのは「地域と暮らしをつなげる」という思いです。
人口減少や高齢化など、多くの課題が山積している島根県では、「地域」とは時に煩わしく、強制的な印象で、閉鎖的な人間関係の象徴ともいえるような言葉として捉えがちです。
ですが、本来「自分が暮らす土地のことを知り、楽しみ、誇りに思うことが、地域を元気にすることにつながる」と私たちは考えており、「地域」と「日々の暮らし」はもっと重なり合い、近づいていくべきものだと思っています。
地域に暮らす人びと自身が、その土地で採れる食べもの、紡がれてきた歴史や風土、ものづくりなどに自ら興味を持ち、積極的にかかわっていくことで、土地への誇りは高まり、醸成されていくのではないでしょうか。
そのために、私たちは多角的に島根、あるいは山陰という地域をとらえ、情報を発信すべく、ホームページ「SLOW+SLOW」を立ち上げました。
3.知的好奇心を持って暮らそう
そして同時に、「情報があふれるこの時代に、自ら考え、積極的に気づきや学びを得る」ことの重要性についても提案を行っています。
これは一見すると地域づくりには関係がないように思われますが、「住んでいる地域のために自分に何ができるだろう」と考えるためには、膨大で多様性あふれる情報の中から、自分たちが必要なものを選び取り、活用していく必要があります。考えること、情報をきちんとインプット・アウトプットすること、何よりも、知的好奇心を持って暮らしていくこと ―これらは地域で主体性を持って生きていくために欠かせないことであり、したがってこれらの提案や啓発を行うことも、地域活動の一環である、と私たちは捉えています。
4.活動を通して私たちが目指すこと。
◆年齢やいろいろな立場などに関係なく、島根の、山陰の豊かさや素晴らしさを伝え、共有し合えるよう多角的に提案します。また、発信するだけではなく、多くの方との情報交換・共有を行い、ストックした情報を還元することで、地域のコンシェルジュとしても機能していけたらと考えています。
◆住んでいる土地を楽しみ、誇りに思うことの重要性や楽しさを、山陰地方以外の方にも広く発信していきます。それぞれがそれぞれの土地を楽しむことで、各地にシビックプライド(=地域を誇りに思う心)の輪が広がることを目指します。
◆素敵なものは素敵だ、と素直に、課題は課題として真剣に。自虐ではなく、ありのままの土地の姿を感じ、伝えることが自分たちの役割だと考え、前向きな活動を続けていきます。
5.2つのホームページと各種SNSで発信しています
くらしアトリエは2つのホームページを運営しています。
◆NPO法人の概要、「地域デザイン事業」の紹介ホームページ
◆くらしアトリエが運営する施設「シマシマしまね」のホームページ
※日々の情報発信を行う「日々、綴る。」および、毎週金曜日に更新する「時々、コラム」は、2つのホームページで共通の発信を行っています。
サポートありがとうございます。とてもとても励みになります。 島根を中心としたNPO活動に活用させていただきます。島根での暮らしが、楽しく豊かなものになりますように。