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美郷のおいしいジビエ缶詰 ~地域とイノシシの共存のために。

おはようございます。

きょうも10時~15時、「シマシマしまね」オープンしています。

美郷町のジビエ缶詰、シマシマしまねでも人気の商品ですが、欠品していましたポトフと黒ビール煮込みが入荷しました。

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美郷町内で捕獲されたイノシシの肉を使って町内で加工された、本格的な味わいの商品です。

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ポトフは1人前だとかなりボリュームがあります!贅沢なお昼ごはんなどにいかがでしょうか。

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黒ビール煮込みはハヤシライスのような味わいで、コクがあってごはんにもパンにも合うおいしさ。どちらもイノシシ肉を使ってありますが、やわらかく、かつ食べ応えもあり、臭みなどもまったくなくて、上質な豚肉を食べている感じです。

そして、このジビエ缶詰の肉を加工されている「おおち山くじら」さんがクラウドファンディングを始めておられます。

「豪雨被害にあわない場所に、イノシシ食肉処理場を建設したい!」というプロジェクト。立ち上げスタッフの森田朱音さんには、いつも仕入れの際にお世話になっています。

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実は昨年の西日本豪雨の時に、江の川の近くにある「おおち山くじら」さんの食肉処理場は浸水の被害に遭い、イノシシ肉の廃棄処分をしなければならなかったり、冷凍機器などが壊れてしまったりと、大変な状況になりました。

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その時も、皆さんからのご支援でたくましく復旧をされたのですが、森田さんはそれ以来、何度となく浸水の恐怖がつきまとい、施設の場所自体を変える必要があるのではないかという思いに至ったそうです。

リンク先で写真を見ていただけば分かるとおり、処理施設は川のすぐそばにあって、確かに大雨のたびに不安に駆られる場所です。これを、事務所や缶詰加工場として活用している場所(保育所だった建物を利用されています)の隣に新設する、というのが今回のプロジェクトです。

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私たちがこうして「おおち山くじら」さんを応援したいなと思うのは、中山間地域において目を背けることができない「害獣」という問題に、がっつり取り組む森田さんをはじめとする皆さんの思いが、島根という地域で全国のモデルとなり得る可能性を大いに持っている、と感じているからです。

美郷の山の中で、町の皆さんが狩猟免許を取り、町民とイノシシが共存しながらも、いのちをしっかりと活用できるようなシステム作りが、少しずつ確立されているところだと思うのです。

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今回のプロジェクトも、クラウドファンディングに参加して「自分ごと」として考えてみる良いきっかけになるかもしれません。

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寄付は難しいかな、という方でも、買って応援という方法もあるかと思います。ジビエ缶詰はどれも自信を持っておすすめできるおいしさで、日持ちもするのでギフトにされる方も多い商品です。「シマシマしまね」でも前述したように人気の商品ですが、今年新しくできた「キーマカレー」は、おひとりで10缶まとめ買いされた方も…。あたためなくても十分おいしくいただけて、手軽で、本格的なスパイシーなカレーが楽しめます。

クラウドファンディングのチラシもありますし、商品についてもお気軽にお尋ねいただければと思います。「おおち山くじら」さんがしっかりと事業を継続することができるよう、私たちも何かできることを…と考えて、今回の記事を書かせていただきました。

どうぞよろしくお願いいたします。


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