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気持ちのやり取りが楽しい、そしてあたたかい。

おはようございます。

昨日は、はたひよどりの事務所でもろもろの作業を行っていたのですが、いつもお世話になっている隣のおばさんが坂を上がって訪ねてきてくださいました。

「ちょっとでごめんよ」と言って渡されたのは、柚子のもち米煮。毎年、庭で実った柚子の実を使って、おばさんが手作りしてくれます。もち米を使った甘い煮物、実家のある隣の県では見かけないのだけれど、島根独特のものなのかな?皆さんの土地にはありますか?

こんなちょっとした気遣いがうれしいな~と、心が温かくなりました。

お隣さんの畑には大根とかぶが植わっているのですが、おじさんおばさんの2人暮らしでは到底食べきれない量が植えてあるので、「なんぼでも掘って帰っていいよ」と言われています。昨日も帰りに畑に寄って、大根を引っこ抜いてきました。

お返しに、「シマシマしまね」の商品をおすそ分けしたり。程よい距離感で、お互いのことを考えている私たち。ちょっとおもしろい関係性です。

いろんな思いを持って野菜を育てている人がいて、私自身も個人的に農家さんから買わせてもらったり、産直市で買ったり、生協で買ったりと、選択肢がたくさんあります。そんな中で、お隣のおじさんおばさんが育てた野菜はやっぱり特別で、食卓に上るときもひと言、家族に言い添えます。子どもたちも、今は野菜をもらえて当たり前、だと思っているのでしょうが、決してそうではないということも、そのうち分かってくるでしょう。

そういえば、母方の実家は農家で、私はそこで田植えも稲刈りも、野菜の収穫も体験しました。結婚してからも、まだ実家の祖父母が元気だった頃は、帰るたびに季節の野菜をたくさんもらっていました。そのうち、祖父母が畑に出る頻度が減り、肥料をあげたり草取りをしたりすることが億劫になって、だんだんと野菜がちいさく、やせていきました。それを見るのが辛かったなあ…。

だから、お隣さんにも、かかわっている農家さんにも、元気でおいしい野菜をたくさん作ってほしい!と願うばかりです。

さて、今日も雲南へ出かけてきます!皆さんも寒い日が続くので、風邪など引かれませんように…。



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