見出し画像

まちづくりセミナーの講師を担当しました。

おはようございます。

先週末のことですが、出雲市の伊野地区で開催された「まちづくりセミナー」に講師として呼ばれ、地区内外からお越しくださった方々に向けて、お話をさせて頂きました。

もともとは1年前に予定されていたセミナーだったのですが、感染状況から一度中止になっていて、今回あらためての開催となりました。繰り返しお声がけくださって本当にありがたいことです。

伊野地区は島根半島の中央部に位置していて、宍道湖から日本海まで、つきぬける形で地区が形成されています。地形が違えば風土も違い、面白い活動をされている方もたくさん。

過去に、伊野地区の方が主体的に行っている「よっ得!?伊野いち」に出かけたことをnoteに書いたこともありました。


「持続可能な1,000人の村づくり」をテーマに、関係人口も含めた人と人とのつながりを構築しようとする活動を、多角的に行っておられます。

島根県でも先進的なまちづくりの取り組みをされている地域なので、私たちもそのパワーの源はどこにあるのかな、と興味を持っていました。

セミナーのテーマは「暮らしと地域をつなぐ」。
私たちくらしアトリエが活動を始めたきっかけや、契機となったできごと、そして、今の自分たちが大切にしていることなどをお話しさせていただきました。

特に「シビックプライド」についてはぜひ覚えて帰ってもらいたい!という思いがあったので、自分たちが考える「地域への誇り」について、スライドを使って説明させていただきました。

その後質疑応答タイムが設けられ、地域の参加者の方からたくさんご質問をいただきました。

皆さん、伊野地区の中で(あるいは外で)産直市を開催したり、イベント出店をされたり、子育てのサークルを作ったり、と、さまざまな取り組みをされる中で、イベントでの集客について、主催しているプロジェクトについてなど、具体的な質問もたくさんあり、参考になっていれば良いのだけど…と思いながら説明をさせていただきました。

毎回こういった講師の役目をお引き受けするときには「私たちの活動が何か参考になるだろうか」と不安な気持ちもあるのですが、自分たちが17年間の活動で積み重ねてきたものと、お話を聞いてくださる方との共通項を見つけ出し、どういう説明をしたら腑に落ちていただけるかな、というのを考えながら準備をしています。

昨日はセミナーを聞いてくださった方がさっそく「山の図書室」に来てくださって、たくさんお話することもできました。こういう出会いが、とてもうれしいですね。

伊野地区のこと、伊野の皆さんが行っておられる地域づくりのことを、何も知らなければ「431号線を運転してるときに通るところだね」といった感想しか持たないかもしれません。

でも、少しでもその地域に関わる…例えば「よっ得!?伊野いち」で買い物をするとか、イベントに参加するとか、自分の暮らしの中から地域にちょっと心を寄せていくと、今まで何も思わずに通っていた道も、意味を持ってくると思うんです。
そうやって、「ああ、ここにも頑張ってる人がいるな」という場所が増えていけば、住んでいる土地がどんどん楽しく、豊かに変わっていくんじゃないか…それが、私たちが思う「シビックプライドの高まり」「暮らしと地域をつなげる」ということ。

伊野地区の皆さんを応援しながら、自分たちも地に足を付けて、自分たちの活動を頑張ろう、と思いを新たにした1日でした。

伊野地区の皆さん、お休みの日にお越しいただきありがとうございました!

セミナーが終わった後、会場だったコミュニティセンターの近くから、遠くに宍道湖が見えるスポットを教えていただきました。

海も山も湖もある。とても良いところだなあ…また春になったら風景が変わると思うので、訪れてみたいと思いました。


サポートありがとうございます。とてもとても励みになります。 島根を中心としたNPO活動に活用させていただきます。島根での暮らしが、楽しく豊かなものになりますように。