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緻密でおおらかでカッコいい!とにかく大好きな「牧谷窯」さんのうつわ。

おはようございます。

来月開催のイベント「普段のうつわ、ご褒美のうつわ」でご紹介する作品の中から、今日は鳥取県岩美町の「牧谷窯」さん。

先日のnoteでもお伝えしましたが、今年も岩美町にある工房にお邪魔してきました。

牧谷窯の杉本さんに工房のドアを開けていただくと、そこにはさまざまな模様の作品たちが。どれも、杉本さんオリジナルの模様たちで、それらは「練りこみ技法」という技術によってつくられたものです。

八角皿。

色の異なる粘土を交互に積み上げたり組み合わせたりしながら模様を成形していく「練りこみ技法」。杉本さんの作る作品は、市松模様・ボーダーなど、まるで洋服の生地のよう。
土の色にぱきっとした茶や青、時にはピンクや緑など、自由な色合いで作られている多彩な模様が、シャープなのにどこかあたたかく、どっしりとした深さも感じる、なんとも不思議な作品なのです。

新しい紹介カードとお揃いのお皿。

ご本人いわく「こういう料理を乗せようとか、こんなふうに使ってほしいとか、全然考えてない」のだそうで、毎回感じるのですが「プロダクトをつくる」ということに真摯に取り組んでいらっしゃる印象。
作り手なんだけど、デザイナー的な側面が大きいのかもしれないなあ、と思います。

いろいろな模様が楽しい。

用途や食卓にのぼったときのイメージを持っていらっしゃらないことが、逆に使う側の想像をかきたて、「あ~このお皿には煮物かな」「これはカレーを…」といったように、わくわくする気持ちが沸きあがってくるのだと思います。

何を乗せようかわくわくします。

こうして美しい作品を生み出すまでには相当なご苦労やリスクが伴うのだと思いますが、それを感じさせない飄々とした杉本さんのたたずまいがまた、カッコいいです!

ものづくりと同じようにライフワークにされているサーフィン。岩美町の海はもちろん、全国各地のスポットに出かけて波に乗り、土地のおいしいものを食べるのが楽しみ、とおっしゃっていました。そういう、自然と対峙することを当たり前にされていることが、うつわのおおらかさにも表れているように思います。

というわけで、今年もたくさんの作品を前に「ああ…全部ほしい…」とクラクラしながら、「冷静に!」と自らの気を静めて、うつわのセレクトをさせていただきましたよ。

大皿は、メインの料理をどさっと盛り付けたり、使わないときは飾っておくだけでも素敵です(本当に)。果物などを盛り付けるのもいいですね。

ボーダーの大皿。

また、パスタやカレーなど、牧谷窯さんのお皿に盛り付けると不思議と美味しく見える!一見すると派手な模様も、食材を乗せると不思議と落ち着いて見えますよ。

そして、今回は小さなお皿や鉢ものもたくさん仕入れさせていただきました。
こちらはちょこちょこと日々のおかずを盛り付けるのに重宝します。昨日の晩ごはんの残り物だって、立派に見えてきますよ~。
お漬け物やカレーの副菜、おひたしや煮物、何でもOK。
模様の種類がたくさんあるので、お気に入りを探してみてくださいね。

とにかく一度直接見て、うつわの裏も見て(練りこみ技法で作られているので、裏にも模様が出ているのです)、触り心地を体感していただきたい作品ばかりです。一点ものも多いので、たくさんの模様から選びたいという方はぜひ、お早めに…。

そして、イベントのフライヤーも出来上がってきました。
先週末から少しずつお配りしております。

見かけたら手に取ってみてくださいね!


イベント「普段のうつわ、ご褒美のうつわ」は10月13日(木)~16日(日)の4日間開催です。
初日の11時~14時のみ、予約制となります。専用サイトからご予約ください。
※11時~12時のご予約は残りわずかとなっています。

イベントの詳細や、他の窯元・作家さんのご紹介については、こちらのマガジンをご覧くださいね。


先週末の「時々、コラム。」は「推しへの思いを考察する」というタイトルで、大好きな推しに会えた喜びをきっかけに、その思いについて綴っています。

こちらも良かったら読んでみてくださいね。

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