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時々、コラム。

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1週間に一度程度更新していきます。 島根で活動するNPO・くらしアトリエが考える「未来を見据えた暮らし方」。 明るく、時に凛として未来に向かい、素敵に歳を重ねられる島根でありたい… もっと読む
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2021年6月の記事一覧

「本気の田舎」で活動するための心得。合理性だけではうまくいかないこともある。

今日の「時々、コラム」では、地方(田舎)での活動を振り返りつつ、見えてきた自分たちなりの「地域へのかかわり方」について綴ってみたいと思います。 地方で活動したい人、移住したい人に、少しでも参考にしていただければ幸いです。 ※私たちが想定している「地方(田舎)」とは、地方都市とか東京から電車で1時間半とかではなく、一番近いスーパーまで車で20分、公共交通機関はバスが1日2便、当然近くにコンビニはありません、といったいわゆる「ガチの田舎」です。 ◎歩み寄り、相互理解(のため

沼をさらに楽しむ。人生何が起こるかわからない。いや、ほんとに。

昨年の11月に綴ったコラムで、私(くらしアトリエ代表)がうっかりシンリンオオカミ沼にハマった、という話を書きました。 そもそも旭山動物園のカバの赤ちゃんに癒やされ、そこから動物園で飼育されている動物に興味を持ち始め、シンリンオオカミに惹かれて今日に至る…みたいなコラムだったのですが(どんな話だ…)、今週の「時々、コラム」はその続編です。少々暴走しますが、お許しください。 実はいま私、「ホッキョクグマ沼」にハマっているのです…! もちろん、シンリンオオカミも変わらず日々ウ

なぜ「はたひよどり」だったのか。~NPO法人の拠点が決まるまで。

「なぜこんな山の中で活動しているんですか?」 なぜNPOなのか?と並んでよく聞かれる質問です。 移転するということを先日お知らせしたのですが、そのことを踏まえ、せっかくここで活動しているのだから、という記録の意味も込めて、今週の「時々、コラム」では自分たちが「はたひよどり」に拠点を設けるに至ったいきさつや思いについて、書き留めておきたいと思います。 「はたひよどり」って何?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、現在私たちくらしアトリエの拠点があるのが「島根県雲南市大東

洋菓子屋「ラ・クレーム デ・クレーム」さんのこと。おいしいものを作るということ。

今日の「時々、コラム」はいつもとは少し内容が変わりますが…。 くらしアトリエが立ち上げ当初からずっとお世話になっていた松江市の洋菓子店「ラ・クレーム デ・クレーム」さんについて、今日お店のほうから正式なお知らせがありましたが、4月にオーナーシェフであるご主人が空へと旅立たれ、5月末をもってお店は閉店となりました。 私たちにとってはかけがえのないお店だっただけに、いまだに現実を受け入れ切れないでいます。 4月、ご主人が旅立たれたというご連絡をいただき、お別れの場にも参列し