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芒種|梅雨時期にお豆を食べよう

二十四節気の第9節目の芒種。
次の節気は夏至です。陽気にのって季節の移り変わりがスピードアップしている感じがしませんか?気のせいかしら?

関東は梅雨入りしましたね。雨の日が増えてきて、浮腫みやすくなったり食欲のムラが出たりと、梅雨入り前から湿気の影響を受けています。
「これを食べれば楽になるよ」というのは、人それぞれだし、気分も体調でも変わってくるからお助けアイテムはたくさん持っておきたい!ということで、伝統的な理論を手がかりに食材探しの旅は続きます。

夏の食養生として「梅雨時期や夏の暑さと湿気には苦味を食べましょう!」と、熱や湿を除いてくれる「苦味」が紹介されることが多いのだけど、それは次回に。
今回は豆の話です。

旬の食べ物が体に作用しやすいのは、栄養価が高く、その時期に体が欲する成分が含まれているからだと考えられています。同じ時期を過ごしていると、暑い、湿気がつらいなどのお困りごとは動物も植物も同じはずだと思うのです。

豆類のこと

春から続いている豆類の旬。
芒種の時期も豆類が続々と旬をむかえます。
梅雨時期はむくみやすくて、お腹は水が停滞しているのが苦手だから食べることにも影響が出やすい季節です。そこで救世主の豆類。むくみを取って、お腹の調子も整えてくれます。
薬膳では緑豆と小豆が代表的な食材。つぶあんを使った和菓子を食べるのもいいですよね。どら焼きが好きなのは、もしかしたら湿の処理が苦手な体だからかも…と思うのです。浅草・亀十さんのどら焼きを食べたいなぁ。

豆類はしっかり火を通すことと、食べ過ぎに注意です。
豆(=種子)は子孫を残すためのものだから、エネルギー値高めで、ガードが固くて食べ過ぎると毒っぽさが出る食材だと思ってます。

|空豆

空に向かって実をつける空豆は旬の終わり。
今年は贅沢に空豆をたくさん食べました。香川県から「これが最後ね」と届けられたのが5月中旬でした。やっぱり新鮮な空豆はキュンとする美味しさです。

|さやえんどう、すなっぷえんどう

さやえんどう、すなっぷえんどうもそろそろ旬の終わり。
よそったお味噌汁に、下茹でしたスナップえんどうを添えるのがお気に入りになった2022年。彩りよくて、シャキシャキした食感が新鮮で、わが家の新しい定番になりました。

|さやいんげん

さやいんげんは旬が始まります。
夏に育つから疲労回復や美肌によい成分が含まれてきます。カロテンは油との相性がいいので和え物には胡麻やナッツを一緒にどうぞ。
さやいんげんを食べるようになったのは、関東に来てからかも。

|枝豆

枝豆は旬の始まり。ちょっとまだ早いかな。
枝豆が嫌いな人はいるかな?ビールと枝豆が定番なのは、枝豆がアルコールの分解を促してくれるから。ビタミンたっぷりなのも夏の食材ならではです。
枝豆が冷蔵庫に入っていない日はあるのかな?と思うくらい夏はよく食べています。
実家の定番だった「枝豆混ぜご飯」も好き。お塩を少し入れて炊いたご飯に、塩ゆでした枝豆を混ぜるだけ。毎シーズン何度も登場する簡単で美味しいご飯です。

ここから先はお勉強もかねて言葉の整理

芒種

6/6頃~6/20頃の第10節目の夏至の前日までの15日間くらいの期間です。
梅雨が始まって、梅仕事をする季節。

次の節気は夏至なので、春から強くなってきた陽のエネルギーがピークを迎える手前です。
楽観的に自由気ままに過ごすのがよい時期とされています。

自由でいいのに、体の中は停滞しがちになります。
小指の爪の横を揉んでみたり、お風呂につかって巡りをよくしてお過ごしください。

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