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メシを作って食う

私は最近ご飯をよく作る。
1食分つくるというより、だいたいまとめて数日分の作り置きを作る。

なんのためかというと、大前提として、生きてたらお腹が空くからだ。で、お腹が空いたときには美味しいものが食べたい。それなら美味しいご飯屋さんに行けばいい。でも、毎日ご飯屋さんに行くのは高いなあと思う。だから、節約しながら美味しいものを食べられるように、自炊をしている。

なぜご飯を作るのかをまとめると、第0に(大前提という意味だ)、生きていればお腹が空くから。第1に、美味しいものが食べたいから。第2に、節約したいから。それに加えて第3に、仕事をする生活でも作り続けられるレシピを増やしたいから。

いまは仕事をしていなくて時間があって金がない。そうすると、作るものを考える時間も、作る時間も、気に入ったレシピをノートにまとめる時間もあって、金が無いから節約したい、というわけだ。仕事をし始めるとどうしても忙しくなったり、疲れたりで適当な外食や冷凍食品だけに頼りがちなので、いまこの暇なときに、自分が美味しいと思える、そしてお財布にも優しくて精神的負担の軽いレシピを増やしておこう、ということである。


友だちと話していると、「ご飯作っても食べてくれる人がいないからなぁ」とか「自分のためだけに作るのはちょっと・・・」みたいな意見が多くて意外だった。私は別に食べてくれる他人がほしいと思ったことがないし、むしろ他人にいちいち感想を言われることが煩わしいとさえ思う。

美味しいものができようが、まずいものができようが、失敗しようが成功しようが、すべて自分がやったことが、自分に返ってくるだけ、というのは安心感がある。他人に食べさせるとなると、他人も美味しいと思う味付けや、盛り付け方や盛り付ける量、お腹を壊さないかとかにいつも以上に敏感にならなければならないので、それはストレスだなあと思う。

食べてくれる他人がいなくても自炊を続けているのは、生活をやりくりしている感覚があって、とてもおもしろいと思っているからなんだろうな。

これからも続けたい。




くらむぼん

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