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バブルとゆとりのはざまで~大学・就職活動編~

はじめに


私は、ゆとり世代とバブル世代の間を生きる、いわゆる氷河期世代の人間である。

学生時代、働くことや就職活動の意味・意義が見いだせず、やりたいことも何もなく、「本当は働きたくないけど就職しないと生活ができないから」という理由だけで、仕方なく就職活動をおこなった。

もちろん、働かなくても生きていけるような経済力は自身にも身内にも皆無であるし、それが可能となる特別な能力も持ち合わせていなかった。

にも関わらず、「働く=ひたすら辛い」「1日8時間×週5日も働くなんて頭が狂ってしまう」という理由もしくはイメージで、とにかく働きたくなかったのだ。

そして、かろうじて入社できた会社で撃沈し、非正規雇用者のままここまで来てしまった。

「キャリアもやりがいもいらないから、とりあえず働いた分のお金が欲しい」
その思いだけで、ただ生活費を得るためだけに働き、今に至ってしまった。

ひとつの会社で長く仕事をしている人達はもちろん、悩んだり壁にぶつかりつつも日々働いているすべての人達を尊敬のまなざしで見つめるとともに、「普通に働く」ということの難しさや偉大さも痛感している。

なぜ自分はそれらができない・できなかったのだろうと、自責の念にかられることもなくはない。

今さら考えても仕方ないけれど、何が正解だったのだろう。

それはこれから分かることなのか、もう何もかも遅いことなのか、答えは分からぬまま今日も生きている。

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