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2023年末はこの本を読む!
今年積んだ徳の数だけ本も積み上がるというこの「積読の世界」。
もはや積むだけ積んで読まないつもりなんじゃないかと自分でも思ってしまうほどですが、積んだときの思い、そして今まさに必要としている本がそこにあるということで、2023年末に読む4冊+αを設定しましたのでご紹介します!(こうすることで自分へのノルマを課したいと思いますw)
実践アクションリサーチ(kindle)
これは大学院での研究手法のひとつとして採用しようと考えている「アクションリサーチ」についての本です。アクションリサーチとは自分自身が当事者となってその組織を良くしようとしつつ、研究者として何が起きているかを観察する活動であり、フィールドワークとも近いと思います。
この本の冒頭では以下のように紹介されています。
「アクションリサーチは、ある集合体や社会のベターメント(改善、改革)をめざす、当事者と研究者の協働実践的な研究である。その研究スタンスは、自然科学とは大きく異なる。自然科学では、外在的事実を明らかにするために、研究者と研究対象の間には明確な一線が引かれていることを方法論上の鉄則とする。研究者は一線の向こう側に据えられた研究対象にけっして影響を与えることなく、一線のこちら側からクールに観察すべし、というわけだ。しかし、アクションリサーチはもとより、人々が織りなす現象を研究しようとすると、研究者と研究対象の間の明確な一線という自然科学の研究スタンスは通用しない。(研究対象たる)当事者と研究者の間には、一線を画すどころか、自覚しているか否かにかかわらず、互いに影響を与え合う関係、一緒に何かをする関係が自ずと生じることになる。当事者と研究者のこのような関係を「協働的実践」という。」
https://a.co/fRPQe5H
まずはこの本を読んで研究手法に対して理解を深め、計画を立てていきたいと思います。
学習成果の認証と評価(紙)
こちらはOECD(経済協力開発機構)が行った調査を元に、ノンフォーマル学習・インフォーマル学習を認証することによるメリットや、その方法などをまとめた書籍です。ノーコードパスポート設計や、学習コミュニティを設計していく際に活用していこうと思っています。
コミュニティ・オブ・プラクティス(kindle)
こちらも学習コミュニティの設計の際に参考にしたり、ナレッジマネジメントの共有を検討する際に活用したいと思っています。
「つまり、欧米のナレッジ・マネジメント先進企業は、情報や知識そのものを管理するのではなく、知識を維持・向上するための実践コミュニティの育成を徹底的に行っていたのだ。この発見は、情報システム主導のナレッジ・マネジメントに失敗し、人の意識や行動を変えることの難しさに突き当たっていた、ナレッジ・マネジメント推進者たちの心に沁みこんだ。そして一気に実践コミュニティの育成が、彼らの最大の関心事となったのである。今では、欧米のナレッジ・マネジメント推進者のほとんどが、口をそろえて次のように言う。「ナレッジ・マネジメントは情報を集めることではない。人と人をつなぐことだ」と。」
https://a.co/1ClXp3V
ひとりで学習するより他者と一緒に学ぶことでより継続性が高まり、実践と学びを近づけることで、実践と学びを一体化してしまう、そんな内容です。(たぶん。)
地域通貨 (福祉+α)(紙)
こちらは地域通貨に関する様々な事例や研究が集まった書籍で、地域通貨を立体的に理解することができそうです。
コモンズ関連
また先日、ゼミ内で研究テーマのディスカッションをする機会があったのですが、その中で上がった重要なキーワード「コモンズ」についての本も読んでみたいと思います。(全部読めないかもしれないけど、ざざーーっと目を通したい。)
積読リストはこちら
興味のある本があったら、ぜひお話しましょう!
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