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会社で新しいことを始めるときの要点

#マネジメント

会社で新しいことを始めるときの要点を書きます。

トップダウンで横断組織を作る

企業が生き残っていくためには、時代に合わせて変化していくことが必要ですね。日本の企業は個人よりもチームで仕事を進めます。その結果組織は縦糸が強くなり、サイロになりがちです。変化を強く進めて行くには、横断的な推進組織を作り組織の壁を破ることが必要になります。そのためにはやはりトップダウンで推し進めていくことが決め手になります。

思いの強いリーダーで進める

チームを引っ張っていくには、リーダーの思い、熱意が重要です。リーダーが誰になるかで、成否が決まると言っても過言ではないでしょう。またリーダーは経営陣と密な関係がある方がうまく進みます。


まずバスに乗る人を決める

このフレーズは経営コンサルタントのジム・コリンズの著書『ビジョナリー・カンパニー2』にでてきたものです。

偉大な企業への飛躍をもたらした経営者は、まずはじめにバスの目的地を決め、次に旅を共にする人々を乗せる方法を取ったのではない。まずはじめに適切な人をバスに乗せ、不適切な人を降ろし、その後にどこに向かうを決めている。

ビジョナリー・カンパニー2

本の中では人材採用を「バスに乗せる」と表現していますが、バスに乗せる人つまりメンバーを決めることこそが組織の命運を決めると言っています。これは私も体験的に実感しました。

3つの階層ごとの連絡会をつくる

私はそうした新しいことを進める横断組織に所属してきました。新しいことを進めるのはワクワクします。メンバーも意欲的です。しかし一方で新しいことによって既存の仕組みや体制、習慣を変えていかねばならず、抵抗や反発も起きます。

その対応のために3つの階層ごとの連絡会をつくりました。

1つ目は経営層の連絡会です。

トップ主導で経営層がぶれないようにするためです。

2つ目は部長クラス(マネジャー層)の連絡会。

既存組織のマネジャーにとっては、この推進組織は目障りな存在にもなりがちです。しっかりと仲間に組み入れて、理解と賛同を勝ち取っていかなればなりません。

そして3つ目は直接の関わりが強い現場の担当者の連絡会です。

担当者は味方に引き入れて、一緒に進めていかなければなりません。担当者の疑問に答え、要望を聞き入れ、施策への理解と協力を得ていきます。

勉強会を開催したり、懇親会をすることで、魅力づけをすることも必要かもしれません。

経営層の連絡会は4半期に1回、マネジャー層の連絡会は隔月で、担当者の連絡会は月1回とその目的と役割に合わせて実施していきます。


会社で新しいことを始めるときは、企画や施策はもちろんですが、チームビルディングとコミュニケーション対策が重要なポイントでした。

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