馬鹿にされる
私にはわかる。嫌味だ。馬鹿にしている。
趣味を楽しみながら、ストレス発散として、勉強として、努力しながらやっているところを親が気付いた。
部屋に入ってきた。
馬鹿にしてきた。
一気にやる気も自信もクソもなくなった。
はっきりと馬鹿にされたわけではなくて、遠回しに嫌味かのような言い回しだった。
相当腹がたった。
どうして。
もう趣味ですら自信を無くされ潰され、生きる楽しみを失わされた気分だ。絶望。死んでやる。
そこまでどん底に落とされた。
私にとってはそう。
私には自信を持って披露できる芸も、職も、何もない。だからこそ少しずつでも頑張っている事を少しでも否定されると自信をなくすし、それだけではなくて生きる価値も否定された気分になって、自己肯定感は無いむしろマイナスになり、死にたい気持ちになる。
例え親だろうがなんだろうが、子供をバカにするということは殺すということ。
肉体的に殺したわけじゃなくても心が死んでしまえばそれは立派な殺人である。
私は被害者だ。
被害妄想なんかじゃ無い。
いじめもされた側がそう感じればいじめだ。
それと同じだ。
酷く悲しい。つらい。
なぜ私はこんな気持ちにならないといけないんだ。
自分を守るためにしていたことが、たった一言、たった一瞬の態度を受け取って、台無しになり生きる希望をなくす。何もしたくなくなる。無気力になる。死にたくなる。
生き心地が悪い。そんな夜だ。
朝起きて、普通のフリをしてまた働かなくては。
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