探究のOJTとして
この2年間、探究授業を組み立て実行してきた先生と、CN(コーディネーター)常駐について振り返りをしました。(ちなみに「G」は仮名です)
G 自分が知らなかった情報や、バックに居てくれる安心感もあり、自信をもって授業ができると感じています
N 最初から、かなり有難い言葉をいただけましたね。
G 実際、研修のために時間を作ったり外部に出かけることってかなりの負担があるし、結局のところ、授業の組み立てや抑えるべきポイントを構築するのは自分ということになる。
その点、OJT的に現場にいながら日常の中でちょこっとの会話を重ねることで代替できるのは、かなりの違いだと思っています。
N OJTという捉え方は今までしていなかったですが、確かに企業に勤めていた時の私は、部下や後輩に対して、ちょっとした独り言を言ってくれれば、それを拾って指導できるから、沢山無駄に話そう!って言っていたので、それと一緒ですね。
G 生徒にとっても、教員とはバックグラウンドが違う人が居ることで、いろいろな意見に触れられるし、必ずしも正解があるわけではない物事に、受け取る側(生徒自身が)が考えていくことにつながると思います。
N 担任と、副担任と、私(CN)、更に外部の方が居るときもありますからね。みんな違うこと言うでしょうし、生徒のキャパは増えますね。
N この2年間という視点では、どういう風に変化を感じていますか?
G 探究?何やってんの?という空気感は無くなってきていますね。カリキュラムが変わったこともありますし、節々のイベントでも関わらざるを得ない物事なので、当然変わってくるというのもありますが、好意的な雰囲気には変わってきていると思います。
N 何度も出している話ですが、イノベーター理論で言う、アーリーマジョリティの段階ですね。
G 最初のころよりも明らかに興味をもっている人(教員)が増えてきていると思います。でも、自ら足を突っ込んでくるには、まだまだこれから仕掛けが必要だろうなと思います。
N AIDMAでいう、Dの仕掛けですね。
G その意味で、3学年とも新カリキュラムになる来年度に向けて、少人数ゼミのような形式で、一人が10人前後の生徒を見ていく形にしていけると、個人の負担も軽減し、関わる先生の主体性も高まり、探究がより浸透していけるのではないかと考えています。
今回、思いがけず「OJT」というパワーのある表現を見出すことができました。日常的に会話量の多い人でも、改めて振り返りをする意義ってありますね。
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