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読書録『Iの悲劇』『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』

こんにちは、Kurage-kunです。
久しぶりの投稿になってしまいました…
今回も読書録ということで、『Iの悲劇』と『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』の2冊について書いていきたいと思います。

◇『Iの悲劇』
米澤穂信さんのIターンプロジェクトを題材としたミステリです。
前回も米澤穂信さんの作品で、ステマみたいになってしまっていますね…笑
ミステリということで、今回もネタバレしたくないので詳しい内容に触れることはしません。
軽くだけ触れると、自分が好きな他の作品と同様に、日常の謎を取り扱っていたので、相変わらず自分は楽しむことができました。

◇『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』
こちらは三宅香帆さんが書かれていて、前回の『世界は経営でできている』と同様に本屋で話題になっている気がして読んでみました。
タイトルを見た際は、読書論のような話が展開されていくのかと思っていましたが、実際に読んでみると「労働と読書の関わり」といった感じで、いい意味で裏切られました。
自分も忙しいときは読書があまりできていませんでしたが、どうしてそうなってしまうのか納得できる論理展開がなされていたと思います。
個人的には本書の中で《ノイズ》という言葉がキーワードになると思いますが、自分は《ノイズ》を許容できるような人間でありたいと個人的には思いました。

現代はタイパといった言葉が生まれるくらいに、必要な情報を素早く手に入れたいというニーズにあふれているのではないかと感じています。
そんな中で、時代遅れなのかもしれませんが、《ノイズ》も受容しながら生きていきたいと個人的には考えています。
そう思う理由はいろいろある気がしますが、1つ思いつくのは大学時代の指導教員の先生がよく口にしていた《セレンディピティ》という言葉です。
自分が関心があること以外の分野についても学習することで、専門分野しか学ばなかった際には得られなかった気づきや学びがあるかもしれない、当時そのように教わっていたと思っています。
社会人となった今でも、先生がおっしゃっていたことには共感できますし、実際回り道や遠回りをしたからこその学びもあったと思います。

今回も拙い文章でしたが、読んでいただきありがとうございました。

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