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くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第399回 「TRPGがASDに効果があるというけれどどんなところに意味があるの!?」ってお話

登場人物

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本文

[く] こんばんは。くらげです。

[寺] こんばんは。寺島です。

[く] 今回はお知らせからです。ボクと寺島さんの共著「ボクの彼女は発達障害」の改訂新版が9月末に発売されます!

[寺] わー、ぱちぱち![く] 「ボクの彼女は発達障害」が2013年で「ボクの彼女は発達障害2 一緒に暮らして毎日ドタバタしてます!」が2015年に発刊していますから、約10年ぶりの新版となるわけですね!

[寺] もうそんなになるんですか!(笑)いや、時が経つのは早いですねぇ…。

[く] 本当ですよ…。たしか28歳の頃に企画が始まって、29歳のときにこの本を出して、今もう40歳…。あああ…。

[寺] 何を身悶えているんですか(笑)このnoteの連載も長くなりましたし、この本の内容を知らない方も多いと思うんですよ。ちょっと簡単に内容を紹介させていただきましょう。

[く] そうですね。まぁ、タイトル通りといえばタイトル通りなんですが、ボクの彼女(現在の妻)のあおとボクとの交流を通じて、ボクが発達障害(ASD)について理解を深めたり、自分の聴覚障害について考えを深めたり、というエッセイ本です。あおの障害特性として「可愛い服が着られない」とか「人の顔は覚えられないけどメガネの形は忘れない」とかがあるんですけど、そういうことを割とアップテンポで書いております。読みやすく発達障害が理解しやすくなる本として評価されたりしていましたね。

[寺] 2巻目の方は同棲してからのエピソードですね。

[く] そうですね。このときはあおのうつ状態やてんかんの症状からくるASD以外の問題などあって大変な時期でちょっと暗いエピソードもありますが、基本的には1巻と同じコンセプトです。

[寺] その当時はくらげさんはまだADHDの診断はおりていたんでしたっけ?

[く] ADHDの診断がでたのは2巻が出た直後ですね。聴覚障害者の視点から書いていたので、ADHDのことについては反映していないんです。そこはまたなにか書く機会があったら反映させたいところですね。

[寺] 私は元々漫画家だったのですが、くらげさんはこの本がデビュー作ですよね。実際、共著監修付きとはいえ、いきなり書籍でのデビューはとてもラッキーでしたよ。この企画を拾ってくれた編集担当の小野さんにも感謝ですよね。この本がきっかけで人生変わった部分もあったんじゃないですか?

[く] いやほんと、この本を出せていなかったらここまでいろいろ活動できなかったでしょうし、寺島さんと知り合うこともなくこのnoteもなかったわけで…果たしてどんな人生だったのかと思うとちょっとわかんないですね。本当に恩のある本であります。Twitterで「自分が文章を書くから誰か漫画を描いて!」と適当に言ったら寺島さんが「描きます!」とリプライ飛ばしてきて、それからあれよあれよという間に学研から本が出ることに…。あのリプライがなければ今の自分はありませんでしたよ…。ほんと西に足を向けて眠れません。

[寺] 出版元の学研様の方に頭を向けて寝てあげてください(笑)しかし、なんでこの時期に改訂新版が出るんでしょうね?

[く] ボクも担当の方から詳しくは聞けていないんですが、学研社内の判断、ということでした。ぼくとしては、電子書籍は継続して販売されていましたが「紙の本でほしい」という方もいらっしゃったので紙の本でまた出ることは嬉しいですね。

[寺] 本当ですね。デジタル出版の成長著しい昨今と言えども、ラーニングコスト無しで何度でも読める紙の本には有用性があります。サ終で読めなくなるということもありませんし、病院などでもベッドのわきからすっと手に取るだけで読めまもんね。

[く] 今回は改訂新版とのことで、内容は変わっていませんが障害や特性などの表記が最新のものになっていたり、表紙が変更されたりしています。あと、本当に少しですがあとがきを追加しています。もしよろしければAmazonやお近くの本屋でご注文いただけると嬉しいです。本屋には9月末から並べられる予定です。

[寺] 売れると良いですねー。 

[く] 改訂新版ということでどれだけ動くかはわからないのですが、改めて色んな方の目に届くといいなあ、と思います。

[寺] ご予約是非よろしくお願いします!

[く] さて、9月に入って少しは涼しくなってたと思いますが、寺島さんの体調はいかがでしょうか。

[寺] 涼しくなった?

[く] まだご不満のようですね(笑)

[寺] やっと例年の8月末というくらいじゃないですか。立派な残暑ですよ。一週間前ぐらいから、どうにか人間の形を取り戻すくらいには固まってきましたが…。

[く] そんなスライムかなんかみたいな(笑)

[寺] どうも皆さんは仕事してても体温が上がったりしないようですね。先日サニーバンクのZoom回に参加したんですが、暑さで目を回して早めに落ちてきてしまいました。

[く] 部屋に冷房かけてないんですか?

[寺] かけたうえで溶けているのがデフォルトですね。ところで、スライムといえばロールプレイングゲームなんですが、「TRPGが自閉症の人に有益な効果があるかもしれない」って記事が出てましたよ。くらげさん、見ました?

[く] ざっくり見たんですけど、「D&D」をプレイしてもらってインタビューをした内容をまとめたという話みたいですね。ボクはTRPGをやったことがないのであんまり理解できなかったんですが…。

[寺] あれ、そうなんですか。兵器マニアで戦術ゲーム好きだから絶対通ってると思ったんですが。

[く] 学生時代は、トーク(喋る)のところにハンデがあったので...。

[寺] テキストベースのRPGもやってないです?プレイバイメールとか...。蓬莱学園知りません?

[く] 聞いたことがあるような気もするんですが…〇〇学園というタイトルは多いので、それかはわかりませんね。

[寺] うわー、ジェネレーションギャップぅ!

[く] ただ発達障害の療育という文脈では何度か聞いてます。コミュニケーションの練習や社会性の構築に役立つとか。

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「ボクの彼女は発達障害」のくらげと寺島ヒロが再タッグ!発達障害あるあるネタをイラスト付きでお楽しみください!

妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。