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本の紹介!第1回「お風呂に入るのがめんどくさくてコタツで2時間寝てた」

しょーもないコタツの話から、本を紹介してみた

前回、ゆるゆる雑談してみた話を受けて、本好きのゆうといとぽんが、お互いにPOPを書いておすすめの本を紹介してみました。

いつもの自分と違う選択をする

いと:私がゆうちゃんに紹介する本は、スズキナオ著『遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ』。いつも自分が選択しているほうじゃないほうを選ぼうよって背中を押してくれる本だから。

POPと本がコチラ!

ゆう:あー!やっぱり当たっとった!!行きつけの本屋で見つけてすごい気になってたやつやねん。でもタイトル長くて、覚えられんかった。笑いと:そうそう、タイトル長いよね。この本を選んだ理由は、土曜日の夜にコタツで寝ちゃいそうになったとするじゃん。その時に、「明日はいつもと違うこういう1日にしたいから、頑張ってお風呂入ろう!」という前向きな気持ちにさせてくれるから。めんどくさい気持ちを乗り越えさせてくれる。
ゆう:エッセイみたいな感じなんかな?
いと:そうだね!内容は、飲み歩きとか食べ歩きが好きな著者が書いてる本なんだよね。で、いつもだったらこういう店に行くんだけど、今日は違う系統の店に行こうとか、今日は逆の方向の電車に乗ってみようとか、「じゃないほう」を選んでいって、面白い1日を過ごすんだよね。そんなに意識高い系じゃないから、読みやすい。とにかくよく呑んでる。すし屋で寿司折り買って、昼間から呑んだり。
ゆう:へ~!気になってたから読むの楽しみ!ありがとう!!!

趣味も性格も違う2人

ゆう:じゃあ次、わたし紹介するな。わたしが選んだのは、工藤直子著『ともだちは海のにおい』

POPと本がコチラ!

いと:えー!それか!読んだことある。でも、全然POPでピンとこなかった~。(笑)POPに書いてあるクジラとイルカは、何かの例えなのかと思ってたけど、そのまんま表紙にイルカとクジラいるね。
ゆう:いとぽん、POPを深読みしすぎやねん。笑
いと:なんでこの本?
ゆう:クジラとイルカって大きさも全然違うし、この物語の中では趣味もぜんぜん違ってて、だけど仲良くて同じ海の中におるねん。そういう所が、わたしといとぽんもぜんぜん違うところもあるけど、でもやっぱり本好きというところで分かり合えるところがあるのに通ずるなと思って。
いと:そういうことね!めっちゃ深いなあ。雑談を受けた本の選び方も全然違うね。
ゆう:いとぽん、読んだことあると思うねんけど、ぜひもう一回読んでみて!わたし、普段児童書はあんまり読まへんのやけど、この本は内容がスッと入ってきて読みやすかってん。
いと:工藤直子さんの物語っていいよね。子ども向けなんだけど、読者を子ども扱いしていないというか。『ともだちは森のにおい』という本もあったな。
ゆう:そうそう。物語の中に詩があったり、イラストもゆるくていい感じ。
いと:もう一回読んでみよう!

おんなじ話をしていたのに、本の選び方やおすすめの視点がちがっておもしろい

2人の対談だったのに、お互いがお互いの紹介した本を知っていたのに、まったく違う視点からジャンルの異なる本を選んでいたところがとってもおもしろいなと思いました。いいね、この企画。

次回もお楽しみに。