映画『ブラックパンサー』 と 新体制トヨタのミッション「モビリティカンパニーへの変革」の危うさ
テスラで久々に映画を観た時、自動車の未来にまで考えが至ったので、トヨタの新体制が掲げる「モビリティカンパニーへの変革」が危ういということを考察したいと思います。
映画『ブラックパンサー ワカンダフォーエバー』が配信開始
つい先日まで劇場公開されていた映画『ブラックパンサー ワカンダフォーエバー』が、早くもDisney+で2月1日から配信開始となりました。
テスラのパネルにはシアターというメニューがあり、YouTubeやNetflixなどを視聴できる仕組みがあります。
2022年5月、この中にDisney+が追加されました。
実際使ってみると、Disney+はスターウォーズやアベンジャーズのマーベルシリーズなど、ハリウッドの映画が数多く入っているため、YouTubeやNetflixとは音の厚みや響きが全く異なることを感じることができます。
私が乗っているモデル3(2020年製)は音響設備の設計時に、某大手スピーカーメーカーの人を引き抜いたお陰で、かなり良い音響になっており、まるで映画館のような重低音と振動を体感できます。
『ブラックパンサー ワカンダフォーエバー』は映画館で見たかったのですが予定が付かず、テスラのミニシアターで観ることにして諦めていたので、やっと観ることができました。
「映画館」と「テスラシアター」の違い そこに見えてくる車の「移動」以外の存在意義
映画を観ていて映画館で観ている時との違いを「座席」「音」「画面の大きさ」で少し考えました。
・座席
車というものは、長距離の走行も考慮しているため長時間の座ることを前提に座席は適度に柔らかいですし、高さや傾きなども調整できるので、映画館よりも座り心地も良いと言えます。
・音
15個のスピーカーが四方八方に配置され、距離も近いため、映画館と同等以上の迫力と音響を楽しめます。映画館と違い音量を調整できるのも違いと言えます。
・画面の大きさ
画面の大きさはさすがに映画館に分があります。
ただし、映画館の前の方の座席で見ると画面の端から端まで見ることが難しくなるので、15インチのモニターで見るのも、そう悪くはないと感じています。
・今回、車で映画を観て何が一番の気づきか?
車の新しい価値として、「家から一番近くリラックスできる映画館」とも言える、ということが今回の気付きです。
トヨタの新体制のミッションは「モビリティカンパニーへの変革」
2023年の2月、トヨタイムズでの社長交代の記者会見がありました。
その会見の最後に、佐藤新社長が新チームのミッションは「モビリティカンパニーへの変革」と仰るシーンがあります。
しかし、これからは車で重要になってくるのはモビリティではないのでは?と私は考えています。
それはなぜか?を見ていきましょう。
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