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ヨウシュヤマゴボウ、ヒメヒオウギズイセン、そして、シソ、バジル


左がヨウシュヤマゴボウ、右はヒメヒオウギズイセン 見たことありますでしょ?


ヨウシュヤマゴボウ(別名アメリカヤマゴボウ)ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属
住宅地の空き地などにも生えていますが、食べられません!根から葉、実まで毒があります。名前にヤマゴボウとありますが、食用のヤマゴボウはキク科で全く別の植物です。

ヨウシュヤマゴボウを意識し始めたのは『世田谷花き』が用賀に開場したばかりの頃(2001年)、引き荷(セリの前に買付)で枝物を物色していた時だと思います。
「こんな、その辺に自然に生えているモノが市場で並んでいて 誰が買うのだろう?」と、驚きました。
あれから10年もしないうちに、都内の花屋さんやフラワーデザイナーさんが使い出して、今では夏から秋の人気花材です。ドライフラワー花材としてもよく見かけます。

世間の価値観と 自分がズレているのだなぁと感じた植物です。私の中では、雑草扱いの…お金を出して手に入れる花材ではないのです。

そうは言っても、暮らしの花に入れてみると可愛いと思います



ヒメヒオウギズイセン(別名クロコスミア、トリトニア、モントブレチア)…別名が多過ぎ
アヤメ科ヒオウギズイセン属(クロコスミア属) 明治時代に日本へ来たようですがすっかり野生化しています。
夏の藪の中で鮮やかなオレンジ色に咲いている姿…目にした事があると思います。
昔からウチの庭にも咲いていて、躊躇なく 切り花にしています。
こちらも花の市場で出回っていて驚いた植物です。

田舎に住んでいると 無価値扱いの植物と言いますか、買わなくても既にある植物が多いです。身近にあるので普段意識していませんが、都会で大事に扱われているのを見かけると 急に有り難みを感じたりして…自分のことを現金な奴だと思います。

ここ数年、フラワーアレンジは自然な雰囲気のデザインが好まれるようになってきていますので、身近に生えている植物を 花屋さんで買ってきたお花と合わせると丁度良いと感じます。
その辺に生えている植物を使えることは贅沢なことですね。田舎に住んでいて良かったです。

その辺に…と言えば、今までそんなに意識していなかった植物の中に食べられるモノがありまして、有効活用していなくて勿体なかったのが シソとバジルです。そうめんの薬味程度の扱いでした…

シソ(大葉)とバジルも生えてます

皆様のnoteの記事を読み…活用するようにいたしました!

シソは庭にあるので毎日食べるようにしています。和食だけでなくサンドイッチにも入れたりしてハマってます。
渡邊惺仁さんの記事
https://note.com/seiji_w/n/n7103065a852c

バジルソースを作ってパスタなどに使ってます。白身魚や肉をフライパンで焼く時にも塗りたぐっています。
hacoさんの記事
https://note.com/haco_garden_d/n/ne99f7371ea07

豊かな暮らしって、身近にあるモノを有効活用できる知恵を持ち、それを楽しみながら過ごせる時間があることかな。
あと、noteの皆様の記事を読むのが楽しく、イイ時間です。

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