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「福の島」の旅の続き3

~「農業は地球を癒す」
バイオダイナミック農法と伝統農法の融合~


福島の原発事故による環境への影響に対し、計り知れない努力が積み重ねられてきました。

「NPO法人 マグノリアの灯」の活動も、その一つです。

震災から10年の2021年迄、
「NPO法人 マグノリアの灯」では、
東日本大震災と原発事故による放射能汚染に対して、
「環境改善」
「人々の健康増進」
に関する事業に取り組んできました。

地球規模の視座、長期的な展望を持って継続的に行い、人類の進歩、発展に寄与することを目的に鏡石のマグノリア農園を拠点に活動を開始。

2018年~2021年は、「農業は地球を癒す」をテーマに、「マグノリア・アグリ・キャンパス」が開校。「会津伝統農法」や、大地を癒す「バイオダイナミック農法」のなど、地水火風の働きを体験を通して学べる貴重なキャンパスでした。

福島の地にて行われた、農業家だけではなく、誰にでも開かれたキャンパスとしてスタート。
一年ごとのカリキュラムは多彩な講師陣。
植物観察などを通して体験しました。

校長の橋本文男さんは、震災前から福島で自然農を実践する農業家で311を体験。お嬢さんの橋本京子さんは介護職&自然療法家であり、そのご縁でアントロポゾフィ(人智学)の医師や薬剤師、建築家など、様々な専門家が協力して、大地を癒す実績を残してくれました。

世間では、
●放射線量を下げる現象は簡単に起きない
とされていますが、バイオダイナミック農法や竹炭、前記事で紹介したEMなども、植物や微生物の力を謙虚に借りて、条件を整えれば環境改善は可能です。

認知されていないことになっていてますが、活動されている方々は命を懸けて、日本国政府に伝えていらっしゃいます。採択されていないだけなのです。

これらの方法は、税金も労力も安く済み、多くの命を救い、労働力も軽減するので、経済的にも豊かになる方法です。ガイガーカウンターは、いずれの農園でも、忖度なし、想定外なしでそれを客観的に示してくれています。

「マグノリアの灯」は10年の区切りで解散となりましたが、環境を整えてくれる方法を示してくれた活動は永遠に残ります。クプクプでは、「バイオダイナミック農法」で育った製品を使って施術をしてきました。そのご縁で、このキャンパスにも出会うことができました。

植物が持つ癒しの力も、わたしちの自然治癒力も無限です。

当たり前のことですが、食べ物や薬、化粧品などに使用される植物はすべて収穫されています。ということは、農業の質はとても大切なことで、すべてが人間の営みにかかっています。

大地の処方箋ともいわれる「バイオダイナミック農法」は、今、世界中で注目され広がっています。各地で根付いてきた伝統農法や自然農をベースに、バイオダイナミック農法が融合される時代がくることを確信できたのも、マグノリアの灯の活動のおかげです。

2020年秋 橋本さん親子と福島マグノリア農園にて
プレパラート散布の後の夕日とともに
マグノリア農園にて、燃焼プロセスを観察中

理事の山本忍医師は、ウィルスとの関係が明確になったこの新時代に、美しい正多面体との関係を明らかにしてくれました。

クプクプも、自然療法に加え、各種自然農が豊かに発展していくよう、微力ですが、活動を続けてまいります。

「ウィルスの立場に立たないと感染症は理解できないよ」、とコロナ時代の前に教えてくれたアントロポゾフィ医師山本忍さん(マグノリア理事)と多面体の師匠小野光麿さんと。自然療法仲間とともに。

バイオダイナミック農法の上映会はリクエスト制で開催しています。
気軽にお問い合わせください。〈以下予告編リンクです〉

福島の大地とこの地上の大地への感謝と祈りを込めて。

バイオダイナミック農法とは一言も出てこないけど、アメリカの映画のワクワクする映画もあります。100年前に生まれたバイオダイナミック農法が、アメリカの伝統農法ならば希望だらけです。この自然農の美しさと逞しさを愛すべき動物たちとともにご覧いください。

農業を通して、大地を耕すことができるのは、農業家と消費者です。
食べることが生きることが人間の営みならば、誰一人、関係ない人はいませんね!

2023年の日本国は、例えば、食でいうならばコオロギ食に税金と労力が注がれ助成金が出ています。鳥や牛の命が税金で失われて、コオロギの命が私たち人間の命を救う税金ストーリーのようです。

コオロギの存在は、言うまでもなく、尊いこの地上の仲間です。
ですが、人間が食べて、お互いが幸せになれるかどうかは、経験したことがないので不明です。身近な友人たちの反応は、直感的に食べたいとは思わないようです。ですが、その意図を知らない方は、トライはしてみたいという冒険心がある声はあります。

一方で、今犠牲となっている鳥や牛に、日本は、家畜の命の処分のために税金を使っています。コオロギにつかう税金はあるけど、家畜は処分するために使う税金のようです。

わたしの父方の祖父は、北海道の酪農家でした。食用に命を育てていることはわかっていても、それでも、命を渡すあの時だけは、涙を止めることはできなかったと、教えてくれました。

牛が病原菌とされる「天然痘=牛痘ウイルス(ポックスウイルス科オルソポックスウイルス属に属するDNAウイルス」。

ネコ科動物、ヒト、牛など種々の動物を宿主とする)免疫を持たなかったため激減した民族は、アメリカ先住民だけではありません。ヨーロッパでも日本でも多くの命を失いました。日本では735年から738年にかけて天然痘が大流行し、藤原四兄弟がこの病により相次いで死去し、奈良の大仏造営のきっかけの一つが、この天然痘流行であると言われています。現代のがんと同じく、環境汚染によるのです。

病原菌は、いったいどこから、何のメッセージを携えてやってくるのでしょう?

感染症に対して、わたしたちは、ワクチンや薬、ホメオパシーやアロマテラピーなど多くの武器を持っています。ラッキーなことに、今の時代は、選ぶ自由は私たち一人一人に委ねられています。

そしてもうひとつ、誰でもが使える、お金のかからないパワフルなワクチンがあります。

それは、呼吸です。

今、ここで呼吸をしている私たちの体も、大地の一部です。
農業が地球を癒すことができるのは、大地が呼吸をしているからです。

私たちは、大地と植物の複合的な営みによって生きることができます。
だから、そのまま還元もできるシンプルな存在でもあります。

いろいろな悩みや苦しみがあるのが人間ですが、息をしているこの奇跡の今という瞬間を、もっともっと味わえるようになれたら・・。

私たち人間は、多面体の構造があらわす一点の存在のように、何も奪うことなく、何もしなくても、そこに在るだけで、この地球を支え癒す、大きな大きな偉大な存在なのかもしれません。

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