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ストレッチも旅行も「休むこと」にカウントしていい『休養学』感想

今日は本の感想です。『休養学』を読みました。

軽く自己紹介すると、30代男性、教員です。メンタルダウンを経験し、3年間休職しました。その後復職し、「5年後も再発せず笑って働いている」を目標にやっています。よろしくお願いします。

どういう内容の本?

寝るだけが休養じゃない。疲労は単なる睡眠だけでは回復しないため、もっと積極的に身体を動かすなど、ちょっとした「負荷」をかけることが大事になってくる。

日本人は「栄養」と「睡眠」についてはよく学ぶけど、「休養」については積極的に学ばないよね。そこで、専門家である著者がデータを交えながら、どんな風に休んだらいいのかをお伝えしようという一冊。

日本リカバリー協会代表の著者による、熱が込められた一冊でした。

運動も「休養」になる

前回、休職中の運動についての記事を書きました。その中でも書きましたが、自分は今、市営体育館のトレーニングルームに通っています。

ストレッチと軽い筋トレ、20分のスロージョギングをするのですが、これが結構いい気分転換になっています。

運動は「負荷」がかかりますが、ダラダラと寝るのとはまた違ったリフレッシュ効果があります。

お風呂も入るまではめんどくさいですが、入った後は高確率でリフレッシュしますよね。運動も似たような部分がある。疲れに飛び込むことで、疲れから回復する。

『休養学』の著者は、「負荷」と「活力」を大事にしています。

「負荷」については、ポイントがあって

①自分で決めた負荷であること
②仕事とは関係のない負荷であること
③それに挑戦することで、自分が成長できるような負荷であること
④楽しむ余裕があること

これらを大切にするのがいいとのことです。

自分は今、「前回は5分走ったけど、今日は6分走ろう」とか、そのくらいの気持ちでやっています。とにかく市営体育館にログインする回数を増やし、小さなゴールを設定する。「負荷」はそんなに大きくなくてもいい。

旅行も「休養」になる

休養には「休息タイプ」「娯楽タイプ」「転換タイプ」があり、「休息タイプ」はたくさん睡眠をとる、「娯楽タイプ」はクラシック音楽を聴くなどが挙げられます。

「転換タイプ」は、まわりの環境を変えることで、わかりやすい例が旅行。

普段とはまったく違う環境に身を置くことで、リフレッシュ効果が期待できるとのことです。

自分は最近疲れていて、なかなか旅行に行けていません…元気だった頃は、車を1時間走らせると自然を楽しめる場所まで行けるので、よく日帰り旅行に行っていました。

旅行はコストも効果も大きなコーピングなので、元気がない人は小さなコーピングから試していくのがいいと思います。詳しくは、こちらに書いています。

『休養学』はモチベーションを上げる本

正直な話、『休養学』を読むことで、何か新しい知識と出会えるとか、そういう感動はあまりあませんでした。それを目的とすると、ガッカリするかもしれません。

誰だって、休みの日に「布団でゴロゴロする」だけでなく、「ちょっと運動をする」「日帰り旅行する」「友達とカフェに行く」「湯船につかる」「映画を観る」「焼肉食べ放題に行く」など、いろんな過ごし方をすると思うのです。

ただ、『休養学』は、専門家がデータを紹介しながら、「いろんな休み方をするのはいいことだ」というのを肯定してくれます。特に、ちょっと疲れに飛び込んでみるような過ごし方を、「すごくいいね!」と言ってくれます。

この本は、モチベーションを上げる本だなと思いました。ぜひみなさんも読んで、小さな行動に繋げてみてほしいと思います。

とは言え、僕のnoteを読んでいる方の多くは、休職中で「元気になる元気がない」状態だと思います。そこで、最後にひとつの動画を紹介して終わります。

竹脇まりなさんはフィットネスインストラクターで、ストレッチや筋トレに関する動画を数多く挙げています。元気で明るいキャラクターです。

動画を見ながら身体を動かすと、それなりの運動になります。ひとりで孤独にストレッチするよりモチベーションが上がるので、休職中によく利用していました。

もしよかったら、一度身体を動かしてみてください。

読んでいただき、ありがとうございました。

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