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ドラマ「空飛ぶ広報室」【第6話までの感想】ハッとするセリフの多い人間ドラマ

久遠さつき

2013年にTBS系列・日曜日に放送されていたドラマ「空飛ぶ広報室」。つい先日始まった綾野剛さん主演のドラマ「オールドルーキー」を見てたらなんとなく見たくなって見始めた、新垣結衣さん、綾野剛さん出演の連続ドラマだ。

それと同時にこのドラマは「MIU404」(綾野剛さん出演)、「逃げるは恥だが役に立つ」(新垣結衣さん出演)も手掛けていた野木亜紀子さんによる脚本作品ということでも見ておきたかったドラマでもある。

ストーリーは航空自衛隊の戦闘機パイロットだったが不慮の事故で二度と乗れなくなってしまった空井大祐(綾野剛)と、気が強いが何かと空回りしがちなテレビディレクター・稲葉リカを中心にした、航空自衛隊の広報室を舞台に据えた人間ドラマだ。

この空井を見ていると、「オールドルーキー」の新町とどうしてもかぶって見えてくる。綾野剛さんだからというのもあるが、やりたかったことができなくなった、だけど別の道でやっていこうと歩み出しているところ、がそっくりだからだ。(ディテールはもちろん全然違う)最近で言えば、「アバランチ」。その前だと「MIU404」のイメージが強かっただけに、やさしい雰囲気の綾野さんを見るのが新鮮でもある。

そんな空井とリカとの恋模様はまだまだ6話では進展が見られない。リカは空井にそれとなくアタックしてはいるが、空井自身はリカと藤枝(桐山漣)が付き合っていると思い込んでるらしいからだ。藤枝も藤枝で、リカをどう思ってるのかわかりづらいが空井をそれとなく邪魔してるからきっとそうなんだろう。

そして自称おっさん女子・柚木(水野真紀)と強面だけど気がやさしい槙(高橋努)の関係、とにかく調子乗りの片山(要潤)と静かに頼りになる比嘉(ムロツヨシ)の関係のこれからも気になるところだ。そして彼らをまとめる詐欺・・じゃない鷺坂(柴田恭兵)はなかなかに癖のある男で、かつ重い過去を背負ってるようでおそらく次回あたり語られるのではないだろうか。

原作は同名タイトルの「空飛ぶ広報室」、有川浩さん著(ほかに「図書館戦争」「フリーター、家を買う」)。そして野木さんの脚本ということも相まってか、スッと胸にくるセリフが多い。

「正しいことだからといって怒鳴っちゃいかん。怒るな」
とか
「たとえケンカしても、次の日は笑顔で」
とか
「訓練は昨日までの自分を超えるもの」
とか
(ドラマを見ながらサッと書き留めたものなので、あくまで”こんな感じ”)
わかる、わかるって思わず言いたくなる。

ここに書いただけだとピンとこないかもしれないが、こういうセリフがサラッと出てくるドラマは本当に好きだ。

ただ、気になるのはドラマ「空飛ぶ広報室」公式ページを見てみると、リカである新垣結衣さんが主演と確かに書いてあるのだが、ページを見るまでは綾野さんが主演だと思い込んでいた。(「オールドルーキー」を見たから?)リカが主要な役なのは間違いはないが、空井の境遇のインパクトを強く感じ過ぎたのか、彼女の主人公感がどうも弱く感じてしまっているようなのだ。まだまだドラマは中盤なので、これからの彼女の成長(今までも充分成長はしている)を見守っていきたい。


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久遠さつき

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