マガジンのカバー画像

「ひぐらしのなく頃に命」思語り編

28
スマホゲーム「ひぐらしのなく頃に命」ストーリーの感想note。攻略記事ではありません。「命」に限らず、「ひぐらしのなく頃に」の多少のネタバレを含みます。基本的に「ひぐらし命」スト…
運営しているクリエイター

#鳳谷奈央

ゲーム「ひぐらしのなく頃に命」第三部 昭和編 5章【"チマツリ"感想】奈央の危うい決意が怖い

ゲーム「ひぐらしのなく頃に命」第三部 昭和編 5章【"チマツリ"感想】奈央の危うい決意が怖い

最初は自分の中のレナと向き合っている礼奈が描かれていた。ここでの礼奈=第二部の雛見沢にいた、両親が離婚しなかった世界の礼奈で今は第三部の世界の雛見沢のレナに入り込んでしまっている。一方、ここでのレナ=鉄平とリナを亡きものにしてしまった第三部の雛見沢にいたレナだ。(ややこしい…)

本編の「ひぐらしのなく頃に」でもこんな風に事を起こしたレナは存在した。いわゆる「頑張り物語」のレナだ。でも、似ているよ

もっとみる
ゲーム「ひぐらしのなく頃に命」第三部 昭和編 4章【"ゲッコウ"感想】”あの”レナを知ることなる奈央を見るのが辛い

ゲーム「ひぐらしのなく頃に命」第三部 昭和編 4章【"ゲッコウ"感想】”あの”レナを知ることなる奈央を見るのが辛い

平成編も「あーちゃん」の登場で気になるところだが、昭和編はとてもシビアな状況だ。この昭和のレナはどうやら本編「ひぐらし」にもあったような、リナと鉄平をやってしまったレナようだし(実際には第二部昭和編の礼奈がそのレナに入り込んでいるという複雑な境遇)、また、この昭和では一穂がどこにもいないので実質的に奈央がひとり奮闘してしまっているという状況だ。

そんなレナが学校に通えるようにはなって、しばらくは

もっとみる
ゲーム「ひぐらしのなく頃に命」第三部 昭和編 3章【"カイテン"感想】嵐の前の静けさ

ゲーム「ひぐらしのなく頃に命」第三部 昭和編 3章【"カイテン"感想】嵐の前の静けさ

平成では美雪と千雨が秋武と川田に会い、川田は雛見沢住民の住所録を残して去っていく。住所録には「竜宮礼奈」の名前が…、というところで続きはまた後日。

一方で昭和では、奈央が前の世界の記憶を引き継いだ、魅音、圭一、梨花との作戦会議。その後、奈央がひとり、礼奈(レナ)に会う。再会を喜んだのも束の間、「本当に魅ぃちゃん?」とか言った言葉をぶつけて、今回の昭和編 3章。

夜中、なぜか圭一と奈央は古手神社

もっとみる
ゲーム「ひぐらしのなく頃に命」第三部 昭和編 2章【"タイショ"感想】結局、ひとりぼっちの奈央が心配

ゲーム「ひぐらしのなく頃に命」第三部 昭和編 2章【"タイショ"感想】結局、ひとりぼっちの奈央が心配

再び、昭和の、そして別の雛見沢にやってきた奈央。梨花と出会い、圭一に出会い、彼の家に居候になることになった。その後の2章。

予想通り、奈央はこの世界の魅音とも出会う。園崎邸に圭一と梨花とともに集まったのだ。そこでは奈央が自ら体験したことを語っただけじゃなく、梨花が何度も同じ雛見沢を繰り返してきていることも語った。奈央と梨花は共通する部分もあり、お互い驚きがそこまで大きくはなかったが、やはり圭一と

もっとみる
ゲーム「ひぐらしのなく頃に命」第三部 昭和編 1章【"ソウシツ"感想】ひとりぼっちの奈央がツラい

ゲーム「ひぐらしのなく頃に命」第三部 昭和編 1章【"ソウシツ"感想】ひとりぼっちの奈央がツラい

美雪とその母・雪絵がちゃんと向き合った平成から今度は昭和編に話は移る。第二部の昭和ではやはり惨劇が起こり、しかもそれが魅音として生きた詩音によるものだという。そんな雛見沢から抜け出したのが奈央、梨花、礼奈のはずだ。実際にはどうだったのか、という第三部の昭和編1章になる。(一穂は途中で分かれている)

冒頭では奈央が登場する。ツクヤミが現れたがなんとか討伐。梨花の手助けもあってのことだった。というこ

もっとみる
ゲーム「ひぐらしのなく頃に命」第二部 昭和編 3章【"ロテイ"感想】奈央との合流が何より嬉しい

ゲーム「ひぐらしのなく頃に命」第二部 昭和編 3章【"ロテイ"感想】奈央との合流が何より嬉しい

奈央を一穂のいる昭和に飛ばそう、というところでの昭和編 第3章では一穂は圭一と会っていた。

美雪と奈央がいない、姿だけは同じ部活メンバーの中で、前の世界そのままの圭一との出会いは一穂にとってどれだけ心強いことだったろうか。

そんな圭一と話してわかったことは、一穂の兄・公由怜は生きていること。そして、彼曰く「妹はいない」ということ。これで3人ともが存在しない世界だということがわかる。

さらに、

もっとみる
ゲーム「ひぐらしのなく頃に命」第二部 平成編 2章【"テンセン"感想】東堂夏美と南井巴の登場

ゲーム「ひぐらしのなく頃に命」第二部 平成編 2章【"テンセン"感想】東堂夏美と南井巴の登場

昭和で一穂が圭一と会えた一方で平成の話に再び戻る。

美雪、奈央、千雨が「眠り病」感染者と疑われ、検査に検査を重ねて1週間。施設の医療研究者・東堂夏美によって、感染は確認されなかったので晴れて退院だと告げられる。

夏美と言えば、元々の原作ゲームやアニメには出てないが、PS4等のゲームには登場する影のヒロインのような存在かもしれない人。もちろん美雪たちとは初対面だが、美雪たちの間で「雛見沢」の話題

もっとみる
ゲーム「ひぐらしのなく頃に命」第二部 平成編 1章【"コトナリ"感想】今の現実世界と似た世界を見た気がする

ゲーム「ひぐらしのなく頃に命」第二部 平成編 1章【"コトナリ"感想】今の現実世界と似た世界を見た気がする

一穂のいる昭和の雛見沢から離れて、美雪と奈央のいるこちらは平成の雛見沢。混乱と絶望で自暴自棄になった奈央とそんな彼女をどうしたらいいか分からない美雪。そんな彼女たちのもとにツクヤミが襲いかかる!

そんな時に助けに来て倒してくれたのがなぜか川田。話を聞くところによると、美雪たちのように異なる世界を渡り歩いたという意味では仲間らしいが、それ以上のことを知りつつも多くは話してくれなかった。味方というに

もっとみる
ゲーム「ひぐらしのなく頃に命」第一部8章(最終章)【"カイキ"感想】予想通りと予想外の展開

ゲーム「ひぐらしのなく頃に命」第一部8章(最終章)【"カイキ"感想】予想通りと予想外の展開

第一部も最終章。田村媛様の言葉を元に一穂たちはゴミ山へと向かう(入江や怪我をした魅音、眠ったままの沙都子たちは別行動)。そこでは予想通りにツクヤミに支配されたレナが待ち構えていた!

戦いの合間に奈央の過去が語られる。これまた予想通りに奈央はレナの父親違いの妹だった。ただ、奈央は奈央で抱えてきたものが大きかったことがわかる。レナの過去と比べてどうというわけではないが、レナも奈央も親に振り回された故

もっとみる
ゲーム「ひぐらしのなく頃に命」第一部4章【"ユガミ"感想】本編とは違う不気味さ潜む雛見沢

ゲーム「ひぐらしのなく頃に命」第一部4章【"ユガミ"感想】本編とは違う不気味さ潜む雛見沢

この4章からはやっと3人目がちゃんと登場する。名前は鳳谷 菜央(ほうたに なお)。15歳の一穂たちより年下の12歳。見た目の可愛さとは裏腹になかなか難しい性格のようで、美雪とはあまりにもソリが合わなそうで、そんな2人に割って入るのが一穂。そんな図式が3人には当てはまった。

それでも特殊な雛見沢にやってきたのはこの3人以外にはいなく、協力するほかない。そんなわけで、一穂、そして続いて美雪がどうして

もっとみる