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ゲーム「ひぐらしのなく頃に命」第二部 平成編 1章【"コトナリ"感想】今の現実世界と似た世界を見た気がする

一穂のいる昭和の雛見沢から離れて、美雪と奈央のいるこちらは平成の雛見沢。混乱と絶望で自暴自棄になった奈央とそんな彼女をどうしたらいいか分からない美雪。そんな彼女たちのもとにツクヤミが襲いかかる!

そんな時に助けに来て倒してくれたのがなぜか川田。話を聞くところによると、美雪たちのように異なる世界を渡り歩いたという意味では仲間らしいが、それ以上のことを知りつつも多くは話してくれなかった。味方というにはあまりにも怪しいが、今のところは敵でもないようだ。彼女が今後どう関わってくるか、どんなことを知ってるのか、気になり過ぎる。

そして、川田はツクヤミが存在するのは間違った世界だからと言い、彼女と同じように世界の真実に向かおうとすれば後悔するぞといった忠告、いや警告のような言葉を投げてくる。が、そこで引き下がる美雪たちではなかった。

川田が去ったあとには、本当の味方、黒沢千雨が現れる。美雪の親友で、彼女の雛見沢滞在を後押ししてくれたそうだ。そして、美雪の母・雪絵とも再会する………。

その後、雪絵が奈央を送り届けている間に、美雪は千雨に洗いざらい本当のことを話す。すんなりとはいかないが、なんとか信じてくれたようだ。なるほど、彼女たちが親友と言うのもうなずける。しっかりとした関係が築かれてなければ受け入れ難いにも程があるぐらいの話だからだ。

さらに突き詰めていくと、もともと美雪がいた平成の世界と今いる平成の世界。基本的には同じだが、大きく分けてふたつの違いがあることが分かる。ひとつは雛見沢がダムに沈んでいること。(雛見沢大災害も起きていない)もうひとつは、「眠り病」という感染症が広まっていることだ。

そのことがわかったのも束の間、奈央の母親がその「眠り病」で倒れたらしい。母親と共に病院に連れて来られた奈央、そして彼女のもとへ飛んできた美雪と千雨も準感染者とその接触者とやらで感染の有無が分かるまで強制的に隔離部屋に放り込まれた、ところで終わる。

感染の種類とか時代とか細かい点は異なるが、世界中に広がっていることとか治す方法が存在しないとかが、現実世界のそれに似ていて息がつまる。防護服に身を包んだ病院の職員に羽交い絞めにされて、隔離部屋に文字通り放り込まれたというのはさすがに乱暴だし、余裕がなさすぎだとは思うが、実際に「眠り病」とやらにかかってしまったらと思うとなくはない世界だと思うと身震いがする。

ただ、この美雪たちのいる平成の世界は、きっと一穂がひとり飛ばされた昭和の雛見沢にきっと鍵があるだろうと思われる。美雪たちの今後もだが、一穂のそれも余計に気になってきた・・!




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