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Back to the late 90’s 第30話 CLUB ItoI『Freakin' Time』②

CLUBイベントを継続するにあたり、一番重要だと言えるのが、やはり集客だろう。形はどうであれ集客が出来ているイベントは、賑わっているし、出演者もより気分良くパフォーマンスができるし、そして何よりも店側に利益をもたらす事ができるので、そのイベントは店側から評価される。


逆に、集客できていないイベントは、言わずもがな……


そこで「何故集客できないのか?」を私なりに考えた時に、まず1つ目として、イベント開催日が平日か週末かと言うので左右されてしまう。CLUBイベントで、より多くの集客を見込めるのは、言うまでもなく週末だ。これに異論はないだろう。


次に2つ目として、CLUBイベントが開催されるハコ(=CLUB)のブランド力。人気のCLUBであれば、イベント云々の内容より「そのCLUBに行く」と言う行為がポピュラーとなり集客が見込める。


そして最後に、そのイベントそのものの内容だ。出演者に実力者がいたり、全国的に知名度があるアーティストが出演したり、またイベント内容自体が、より多くのオーディエンスのハートを鷲づかみしていたり……、などなど様々な理由が考えられるが、集客を考える上で外せない3つ目の理由がイベント内容だと思う。


以上の3点以外にも、入場料金など色々あるかとは思うが、ざっと私なりに思い浮かんだ集客の要素をまとめると、下記通りだ。

【集客の要素】
①週末開催。
②CLUB自身のブランド力。
③イベントそのものの内容。


ここで、ようやく本題の『Freakin' Time』の話となるが、集客と言う点において『Freakin' Time』は、正直アウトだった。理由として【集客の要素】のうち①が平日開催、それも平日で月曜日とならび、集客面で一番厳しいとされる木曜日開催だったのだ。


『Freakin' Time』で忘れらない思い出として、集客ゼロの日があった。店側も木曜日の集客が厳しいと言うのは、十分に把握し、それに対して比較的寛容であったが、ゼロの日は、さすがに店長のIKKYUさんからお叱りを受けてしまった。

IKKYUさん。当時CLUB ItoIで店長をされていて、いつも『Freakin' Time』を支えて下さり、とてもお世話になった。また私がCLUB ItoIにレギュラー出演するようになってから、CLUB ItoIで開催する他のイベントに遊びに行く際、フリーで入れて下さり、お金を持ってなかった私にとり、大変ありがたかった(笑)。現在はKINGSTON LOUNGEにいらっしゃる。


集客の問題は、『Freakin' Time』をやる上で、常についてまわったのだ。

CLUB ItoIで撮った1枚。トイレ前かな?ポケットに手を入れてカッコつけている私(苦笑)。右側はよく遊びに来てくれていたユウヤ君で、KOMA君やTOSHIBO君とも仲良しだった。

つづく……

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