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部活動について思うこと

学校で行われる部活動について議論が進んでいますね。
私なりに部活動に関して思うことをつらつら述べていきます!

まず、
部活動というのは生徒にとって大いに教育的意義があるということ。
これは間違いないと思います。
教室で学ぶのとは全然違った、
大袈裟に言えば生きる力に繋がるものを身に着けることができます
私自身は部活動の経験が一切ないので、
その大切さは教員になってから初めて知りましたが、
何かやっておけば良かったなと思うばかりです。
まあ、生徒だった頃は学校なんて大嫌いだったから仕方ない笑

次に、
専門外の教員が顧問をやることは良いことが1つもないということ。
これは特に運動部の場合ですが、
その競技について知識も経験もない人間が顧問に就くのは
教員側はもちろん、生徒にとっても良いことが無い。
生徒に「あの先生はどうせ何もわからない」と認識されると、
言うことは聞かなくなるわ好き勝手はじめるわ、
理想的な活動とは程遠い感じになっちゃいます。
そんなのだったら活動しないほうがいいと思います。

そして、
部活動はあくまで放課後の活動であるということ。
悪く言ってしまえば「おまけ」なんです。
学校の教育活動の中心は授業です。
その他に行事や課外活動があるわけで、
このポジションを見間違ってはならない。
部活動のために学校へ来てる生徒はまだしも、
部活動のために学校へ来てる教員はちょっと困ります。
勝利至上主義みたいな、こういうのも理解に苦しみます。
部活動にとって大切なのは勝敗ではないはずです。

こうやって考えてみると、
「では教員は部活動に関わるべきではないのか?」
という考えが出てきますが、
私はそれも違う気がします。
なぜなら、部活動は学校で行われる活動だからです。
教員は学校で働いている人間です。
学校で行われる活動には教員に責任があります。
これが完全地域移行か何かで
学校外の活動になってしまえば話は変わってきますが、
おそらくそうはならないでしょうからね。
未来はわかりませんが。

正直、私も何かスポーツをやっていたわけではないので、
部活動の顧問をやることには消極的な立場です。
しかし、それは
・長時間勤務になるから
・土日の休日がつぶれるから
・責任が増えるから
といったような利己的な理由ではなくて、
生徒をしっかり指導できないのが心苦しいから。
これに尽きます。
教師として「指導ができない」というのは本当に苦しいことです。
サッカー部顧問なのにサッカーを教えられない。
バスケ部顧問なのにバスケを教えられない。
これでは精神衛生上よくありません。

私自身は部活動というのは嫌いではありません。
というのは、ふだん見られない生徒の姿を見ることができるからです。

あいつ授業ではいつもパッとしないのに、
部活の試合になるとあんな真剣な顔で取り組むのか!
そんな生徒を大勢見てきました。

生徒が頑張っている姿を見るのは、
教師として大きな喜びの一つなのではないでしょうか。
そのためだったら、
土日なんて休みじゃなくても私は全く不満に思いませんでした。
生徒があんなに頑張っているのに、
教師が頑張らないでどうする!!
心からそう思っています。

だから、私は部活動を嫌いになれません笑


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