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フリーランス最強!って思ってた頃の自分に言ってあげたいいくつかのこと。

久能@経営コーチです。曲がりなりにもWEBで集客するということを覚えた20代後半の僕。今と比べるとネットでお客を集めるということがあまり普及しておらず、希少価値もあったように思います。加えて僕が活動していたのは2000年代の上海ですから、ネットに詳しいオレ、フリーランスとして最強じゃね?と思い込む(勘違いする)には十分な環境が揃っていたことになります。

まあそれは勘違いでして、あのままフリーのネット集客屋さんになってなくてよかったなぁとか思うのですが。今振り返って何が勘違いだったのか?をかんたんに整理してみようと思います。

勘違い① ネット集客屋さんとしてさほどイケてなかった

そうなん?笑 はい、たぶんそうだと思います。知識や実践力からすると、当時でも100点満点で68点くらいだったのではないでしょうか。お金にはなるけど超一流とはぜんぜん言えないレベル。しかし中国にいる日本人としてはかなり上位のほうだったので、比較的頼られやすかったのだろうと思います。ライバルの少ないところだと勝ちやすいよ、というケーススタディにはなるかも知れません。

勘違い② スキルさえあれば稼げると思っていた

これは良い商品を扱えば儲かると思い込むのと同じ勘違い。商品がよいだけでは利益の出るビジネスにはならないのですよね。それをいかに売るか、いかに高く売るか、いかに何度も買ってもらうかというマーケティング寄りの話から、得た売上をどう再投資して次の売上に結びつけるか、または貯蓄して経営の安定につなげるか。バックオフィスを効率化して利益出しやすい仕組みをつくるか。これらが全て抜け落ちていました。

EOSの掲げる3つの基本機能
1.セールス/マーケティング
2.オペレーション(納品や製造、デリバリー)
3.バックオフィス(経理・財務、総務、人事など)
3つとも強力ではじめて強い事業ができるという視点など当時はこれっぽっちもありませんから。スキルがあればお客は来る!お客がくれば儲かる!ってな大雑把な考え方でしたねー。はは。

勘違い③ いちど身につけたスキルで長く稼げる

これまた若い時にありがちな勘違い。または経済や経営に無知だからなのか。必死に勉強して実践しまくってスキルを身に着けたら、一時的には稼げるはずですね。当時WEBマーケティングきちんとやってる人は周囲には見当たらずこりゃ上海では独壇場だなーとか思っていられました。が、2年もすると自分より目端の利くヤツ、日本でWEBマーケ経験あるヤツ、営業力あるヤツ、資本とともに企業から派遣されてくるヤツなどなど、ライバルが現れてくるわけですよ。

アイツあのポジションで儲かってんな。オレもあそこ行ってみよう!

って考えるヤツは山のようにいるんで、ちょっと勉強して先行してるからってそれが持続すると考えるのはまぁ甘いわけです。儲かってれば儲かってるほど目立つし。

と、大きく3つの勘違いによって早くも危機にさらされたわけですね。僕は運良く中国ECというその後10年ほど急成長し続けるマーケットを発見したので、なんとかやってこれましたし、そこで経営というものを経験することができたので今の経営コーチという仕事につなげることができたのですが。

今、フリーランスでそこそこ仕事できてる人たちに言えることがあるとすれば、経営という視点を早めに持っておく方が長く稼げますよ―ということです。ではでは。お互い頑張っていきましょう。

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