世界平和のカギは物理法則に基づく心理学 その1

先日ある方と自分の活動内容をお話ししていて、

「人の心理には物理法則が働いているという事を、世界の共通認識にすれば世界平和が達成される」

という話をしていたのですが、あまりピンと来ておらず、
どちらかというと否定的な反応をされてしまいました。
  

私の説明の仕方も不十分だったと思いますし、
人の心理を勉強したことがない、興味を持ったことがない方は、
自分の精神状態(考え方)と現実が連動しているという話しても、
ピンとこないかもしれないなと後で思いました。
  

それに、「世界平和」というと、すごく大それた規模の大きい話で、
自分事として捉えにくいという方も多くいると思います。
  

そこで、世界平和と心理がどう関係するのか、
自分の体験談や中井心理のメカニズムを交えて、
記事を書いていこうと思います。
  
  
私の師匠である、中井貴雄さんが過去に、世界平和の実現方法に関して、
分かりやすく動画で説明されていますが、

https://www.youtube.com/watch?v=w8bc2AEnGcc&t=1s


そもそも、なぜ世界は平和でないのでしょうか?
  
  
答えは、いじめ、虐待、詐欺、暴力、窃盗、離婚、宗教問題、差別などの
「人間関係のトラブルが絶えないから」。
 
 
そしてそういったトラブルが起こるのは、当事者(被害者・加害者)両方が、トラブルが起こるような精神状態を持っていることが必ず前提としてあります。
  

私は過去に、痴漢に2回遭ったことがあるんですね。

今から10年くらい前の大学生の時に、2回とも被害に遭いました。

近くに誰も居ない暗い夜道で、全然知らない男性に胸を触られたことがあります。
  
  
いずれも何も盗られたり、怪我をさせられたりはしませんでしたが、
本当に怖くて声もあげられなかった事を今でも覚えています。
    

その時は心理を勉強していなかったので、
なぜ自分が痴漢の被害にあったのかわかりませんでしたが、
中井さんと出会って心理を学んでからは理解できるようになりました。


痴漢に合う人、逆に痴漢をする人は、人によって原因は違いますが、何かに対して「強い恐怖心」を持っていると言うことは共通しています。
  

私の場合は、幼少期からの父からの精神的、肉体的な暴力を受けたトラウマが原因で、当時、男性に対する恐怖心を強く持っていました。
  
 
また、父親に理不尽な言葉の暴力や肉体的にも暴力を受けたことが原因で、「暴力」も強く否定していました。
  

他人に対して強く怒ったり、自分を守るために暴力を振るうことを強く否定していたんですね。
  

怒りや暴力を否定すると、ナヨナヨしていたり、弱々しい雰囲気になり他人から舐められやすくなります。
  

痴漢をする人は自分が襲っても、やり返せなさそうな人を狙って襲います。
  

私は男性に対する恐怖心と、暴力に対する否定的な気持ちが重なって、
男性に怖いことをされても何もできない、やり返せないという体験をすることになりました。
  

だから、当時の私は、被害に遭うような精神状態だったために、
痴漢にあった事は自業自得だと思っています。
  

その後私は、心理を学んでからは、父親からの暴力のトラウマと向き合って、男性に対する恐怖心や、暴力に対する恐怖心を解決していきました。
  

それからは、痴漢に遭った事はありませんし、もし仮にあったとしても、自分を守るために抵抗し戦うという気持ちを強く持っています。
  
  
自分を変えることで、痴漢というトラブルに遭わない自分になりました。
  

そして痴漢などの性犯罪の加害者の持つ心理としては、  
細かい原因は人それぞれだと思いますが、
性欲、あるいは異性関係に対して満たされない気持ちを強く持っている、
という部分は共通しているはずです。
    


性欲を満たしたいけれど、満たされない。
異性に愛されたいけど、上手くいかない。
  

そういった満たされない気持ち、不満や孤独感などと、
性の強い衝動が湧くために、
痴漢と言うネガティブな方法で衝動を発散しようとしているんですね。
  


性犯罪を犯した人が、もし仮にその時、異性関係が良好で満たされ、性欲も満たされていたとしたら、犯罪はおこさなかったはずですし、起こそうという気持ちにもならなかったはずです。
  
 
  
私の痴漢された話を例にして、痴漢と言う出来事が起こるには、被害に遭う側も、加害者側も、そう言うことが起こる「精神状態」があると言うことをお伝えしました。

  

虐待も、いじめも、差別、離婚問題、暴力・・・・なども、どんな問題も全て同じです。
  

虐待をする人・暴力的な人は、いつもイライラしていて溜めた怒りのはけ口を探している人です。
  

虐待をされる人・暴力を受ける人は、過去の私のように自己肯定感が低く、自分に価値があるとあまり思えておらず、怒りや暴力を否定していて相手に強く出られない人です。

  
いじめをする人も差別をする人も、自分に自信がなく、自分より弱い立場の人を見下すことで優越感を感じたいと思っているんですね。
  
  
いじめられる側も、差別される側も、同じく自分に自信がなく、自分は力がないと思っているので、相手に強く出たりやり返したりすることはできないと思っています。

  

このように、被害に遭う側も、加害者側も、そういったトラブルを引き起こしてしまうような「精神状態」をお互いが必ず持っているのです。
  
  

今現在、もし誰かが性犯罪犯して見つかれば、
警察に捕まり、法律によって裁かれます。
  
  

性欲が満たされない、異性関係が幸せじゃない人が、
性犯罪を犯して警察に捕まって、仮に法律で裁かれて刑務所に入ったとしても、

一時的に自分がやったことへの過ちを認めて反省して謙虚になるかもしれませんが、性欲や異性関係への枯渇感は埋められないままです。
  
  
犯罪を犯した人が、再び犯罪を犯してしまうのは、
こう言う理由からです。  
  

いじめや虐待、詐欺、暴力など、こういう問題を解決しようと
国の法律の改正や困っている人の支援制度の充実といった働きかけはたくさん起こっていますが、それでも問題が減らないのは、

トラブルが起こるような「精神状態」を抱える人たちが減らないからです。
  
    

つまり、犯罪を犯した人、犯罪まで行かなかったとしても、
いじめや差別、暴力を振るう人など、そういう人に対しては、

いくら法律を変えたり、国の支援制度を整えたとしても、

本人の満たされない精神状態を変えない限りは根本解決にはなりません。
  
  
  
逆に、犯罪を犯す人、いじめや虐待をしたり、暴力を振るう人達がもし、
全員、精神的に満たされて幸せになったらどうなると思いますか?
  

自分が心から満たされて幸せであれば、
おそらく人を見下したり、傷つけたり、迷惑をかけて困らせてやろうと言うような発想にもならないはずです。

つまり、トラブルが起こるような「人の精神状態を良くすること」こそが根本解決に繋がるんですね。
  
    
 
長文になるので、この話は一旦ここで切ります。
  

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