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要介護1と甘党の行方

キモセラピー・抗癌化学治療を始めてから4ヶ月。
病院からは当初から、いざという時のために介護認定を取っておいた方がいいと言われていたので、手続きを進めていたところ、あっという間に先日『要介護1 』の認定を頂いた。
両親の介護経験もあるので『要支援』から『要介護』への認定がいかに厳しく難しいかを良く知っている私としては、改めて末期癌のシリアスさを思い知らされた。

要介護1といえば、自力で立ち上がり起き上がりが出来ない状態。入浴やトイレにも介助が必要で軽度の認知症も見られる…
年老いた父や母のケースと照らし合わせると…『ははあ…あのやたらと手が掛かり始めた状態だな』…ということが分かる。
つまり、自分が今その状況になってもおかしくないということなのだ。
自宅で普通に暮らしている我が身としては、なかなかイメージし難いが、事実は事実、否定したところで何の意味もない。
でもま、これでいつ自宅で寝たきりになっても看護師や介護士のサービスを受けられるので、安心といや安心だ。

先日の診察の血液検査でも結果は順調、ただ、ちょっと気になるのが、血糖値だけが上昇している…担当医に聞くと…「ま、それほど気にしなくていいでしょう」とは言われるものの、抗癌治療以来あれほどフルーツやスイーツやキャンディーを毎日切れ目なく口にしている身としては…『本当に大丈夫なんだろうか?』...と、気になる。
先日、キャンディーのエッセイをSNSにアップしたら、あちらこちらから、何とも美味しそうなお見舞いが続々と届いているのだ!

Noterの仲間が送ってくれた京都の美しい美味しい練り切り飴
パリの若い友人が手作りして送ってくれた抹茶のケーキ
息子が大学のゼミ合宿のお土産に買ってきてくれた信玄まんじゅう
パリから届いたNewTypeのHARIBO !
世界中のHARIBO Mix… キミ悪いのも、『なんで?』と思うくらい美味しくないものもある…
でも、『百味ビーンズ』みたいで楽しい…
こっちはワニの形の特大砂糖まぶしグミ…すっぱ!あっま〜〜!
DUPONTのチョコ
『ソフィーの好物』という名のニュータイプのソフトキャンディー
クリームソーダの形をしたマシュマロをぎゅ〜っと圧縮したようなもの。仏製
北海道方面からのお土産ですね…定番だけど、やっぱ美味しい!
こちらは高知産アーモンドサブレ。美味しかった!超オススメ
評判のBRETONNEのビスケットは焼き立てで届きました!
朝子先生、ありがとう!
楽しい水羊羹とくずきりのセット
兄が見つけて買ってきてくれた懐かしいサクマ式の廃盤赤缶!
私の子供の頃はドロップといえばこれかニイタカドロップだった
最後に…ローソンに行くとついつい買ってしまうふんわりホットケーキ!
番外ですが、最近のお気に入りなので…

何とも有難い話なのだが、糖尿病を併発してしまっては元も子もない。
幸い、ここ数日は甘党感覚も少しおさまってきているようだ。以前のようにひっきりなしに甘い物を口にすることも少なくなっている。
とは言え、以前と比べれば私の甘い物消費量はゆうに倍以上だろう…

癌と共存するということは、癌を養うということだ。
癌はそれぞれ独自の増殖方法があるらしい。好物もあれば嫌いなものもある。
それを生かさず殺さず他の場所に進展しないようにしながら、こちらも体力を温存していかなければならない。
しかも、その生化学的なメカニズムも良く解っていないのだから厄介だ。
私の甘党傾向は私自身が欲する物なのか?それとも彼らが欲しい物なのか? ま、今のところ経緯は良好なのだから身体が欲するに身を任せるのがいいのだろう。
人付き合いも難しいが、癌づきあいもなかなか難しい…

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