昭和であった2 〜身近だった映画館〜
昭和30年代…
ラジオの時代は同時に映画の時代でもあった。
もちろん今と同じように映画館は非日常の空間ではあったものの、今よりもずっと身近で気楽な場所だった。
テレビの時代が到来するまでは動画に触れる場は映画館か、もしくは学校や体育館、町内の広場や神社などで催される映写会など、今思うとその機会は意外と多かったのである。
もちろん大きな繁華街にある大きく立派な封切館では、話題の新作邦画やハリウッド大作、ディズニーの新作アニメーションなどをロードショーで公開していたが、それ以外