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DIE WITH ZERO  人生が豊かになりすぎる究極のルール


表紙とタイトルの派手さで、この本に惹かれ、購入したわけではありません。1ページ繰った時のこの一文だけ書かれたメッセージにぐっときました。

「人生で1番大切なのは、思い出をつくる事だ。」この時点でも、まだ購入を決めてませんが、ぺらぺらとページを繰り、目次で、「一刻も早く経験に金を使う。」、「人生で1番大切な仕事は思い出づくり。」の言葉を拾った時に、本を閉じ勢いよくレジへ向かいました。

・・・なんて都合の良い言葉なんでしょうか。少々の失敗も、お金を大損した場合も、思い出や経験になったと言い換えてしまえば、オールオッケーにする事ができます。
 実はこの本の購入を決め、本を閉じてレジへ向う前にもう1つ一瞬で決心した事がありました。

 私事で、今までにもnoteで綴っているように、私はB'zの大ファンです。昨年もPleasureツアーがありましたが、B'zのお二人は、コロナ禍であった中でも、毎年何かしらのライブをファンに届けてくれていました。アーチストの中では、1番ファンの為に休まず活動してくれる2人だと思っています。とはいえ、さすがに今年2024年はB'zのツアーはありません。しかしながら2人が休むわけではありません。なんとそれぞれソロのライブを開催するのです(本当に休まない2人に感謝です)。5月に松本さん、6月から9月は稲葉さんです。私はB'zは好きですが、2人のソロの音楽にはほとんど触れた事がなく、そのそれぞれのソロライブに参加するかしないかで悩んでいました。
 正直なところ、チケットが二万円ぐらいするので、2人合わせると4万円と金銭的に余裕のない私からすると、まあまあの高額出費なので、出し渋っていました。
 そんな中、この本を手に取り、「経験にお金を使う」、「思い出をつくること」の文章を見た時に、一瞬で稲葉さん、松本さん2人とものチケットを申し込む決心がつきました。
 というか自分のセコさに恥ずかしくなりました。人生を変えてくれたお二人の為に、二万円ぐらいのお金がすっと出せないのかと。借金してでも足を運ぶ意気込みを持つべきでしょう。間違いなく、「思い出」にも「経験」にもなりますから。
 というわけで、気持ちよく稲葉さん、松本さんのソロライブに行く決心をつけてくれたこの本に、感謝を込めて購入したという感じです。こんなに清々しい気持ちで、本を手に取りレジに向かって支払いをしたのは始めてです。

 作者が言いたかった事は、タイトルにあるように、「ゼロで死ぬ。」。未来を心配しすぎて、使えもしない老後のお金を貯めこむ事に苦労するのはやめて、今をもっと有意義に生きましょう。だったでしょうが、ひっくるめて「思い出づくり」でもいいでしょう。

 「経験に金を遣う」、「1番大切な仕事は思い出づくり」。この本の内容についてこれ以上の事は書きません。もう1度言います。
・・なんて都合の良い言葉でしょうか。今までに、たくさん失敗や無駄に支払ったと思っていた時間やお金も、「経験」や「思い出」になったと言い換えてしまえば、取り戻せそうですね!

最後まで読んで頂き有難うございました。

人にも物にも良き出会いを。
そして多くのお金ではなく、多くの経験と思い出を。






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