エッセー「認知的不協和」
人が何かを心から信じているとき、それが間違っていることを証拠と共に示されても、非常に不愉快な気分になり、新しい証拠を受け入れることができない。それを「認知的不協和」という。心から信じていることを守ることが重要なので、自分が信じることがあてはまらないことは論理付けようとしたり、無視したり、拒絶する。
コロナパンデミックの現在、幼少期より常識として刷り込まれた知識に凝り固まった人々は、学歴や権威、社会的ステータスや肩書といった表層的なデコレーションでのみで人を判断し、その意