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Essay

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鳴海邦彦が思いつくままに、そして気ままに綴るフリーエッセー。
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2020年12月の記事一覧

再生

エッセー「ヴァイパイアーとは " 彼ら " のメタファー。NWOを予言した映画 " BLADE "」

" New World Order " の一環として着々と進行中の人類削減計画 。 人為的に造られた新型アデノウィルスを世界中に撒き散らし、それを抑止さるためのワクチンに不妊物質と一元管理のためのマクロナノチップを混入させる。 現在の地球人口を20億人まで削減し、自らの奴隷として使役するという" 彼ら "の遠大なプロジェクトをいち早く看破し、そのメタファーとして製作されたのがウェイズリー・スナイプス主演の映画「BLADE」である。 ヴァンパイアが "彼ら "のメタファーであるならば、それに立ち向かうヴァンパイア・ハンターのブレイドはさながら某国大統領か。

再生

エッセー「シンギュラリティー(技術的特異点)」

少なくとも10年以内にはロボットはその機能において限りなく人類に近づく。そしてAIの進化と共にシンギュラリティー(技術的特異点)を迎え、人類は彼等の奴隷となる。

エッセー「怪談 “携帯電話”」

携帯が鳴った。「いま家を出たよ、これから駅に向かうね。」 暫くして再び携帯が鳴った。「いま駅だよ、これから電車に乗るね。」 また暫くして携帯が鳴った。「いまそちらの駅に着いたよ。」 また暫くして携帯が鳴った。「いま着いたよ。君のすぐ後ろにいるよ。」 振り返ると、2年前に交通事故で亡くなった恋人が血塗れで立っていた。

エッセー「47年前(1973年)の今日(12月22日)、世界を興奮の坩堝へと叩き込んだ衝撃の作品が日本で公開された。その名は”燃えよドラゴン"」

 今を遡ること47年前(1973年)の今日(12月22日)、世界中にカンフーブームを巻き起こした「燃えよドラゴン(Emter the Dragon)」が日本で公開された。  公開初日、上映館の一つである渋谷の東急文化会館(現在のヒカリエ)5階の渋谷東急に初回から観ようと勇んで出かけたが、あまりの人の多さに叶わず、結局観れたのは公開から3ヶ月後の3月に入っ得からだった。それでもなんと立ち見。あまりの人気に半年以上の長期に渡るロードショーとなったこの作品は、公開から3ヶ月を経て

エッセー「ジョン・カーペンターの真骨頂 " ニューヨーク1997(Escape from New York) "が描くディストピアな未来」

『犯罪率が400%を越えた1988年のアメリカ合衆国。犯罪者の収監に苦慮した合衆国政府は、ニューヨークのマンハッタン島を高さ15メートルのコンクリートウォールで囲い、巨大な刑務所化する。そんな中、テロリストに乗っ取られた大統領専用機がマンハッタン島に不時着し、大統領が行方不明になる重大事件が発生。警察部長は、収監予定であった元特殊部隊の凄ワル男、通称スネーク・プリスキンに、作戦成功後の釈放を条件に大統領奪還要請。頸動脈に24時間後に爆発するようタイムセットされたナノ爆弾を注射

エッセー「メトロを乗りこなしてこそドバイ通」

 ドバイのメトロ RTAは超便利で楽しくて安い。  空港からビジネス街、新興住宅地、ダウンタウンまで、ドバイ市内のすべてのエリアの主要ポイントをすべて網羅していて、しかも料金が日本円で200円から500円くらいなので超リーズナブル。  自動運転なので車両運行は正確。しかも車両は振動や音が極めて少ない。さすがは石川島播磨重工&三菱重工&鹿島JVの技術。  メインのレッドラインから支線のグリーンライン、オレンジラインとすべてを極めたので、明日からでもドバイに住める。  因

エッセー「ダートトライアルの名物実況アナ 柳川正道氏の想い出」

 80年代後半から90年代初頭、全日本ダートトライアル選手権やオールスターダートラといったビッグイベントにおいて、そのたたみ掛けるような名調子でギャラリーを沸かせ会場を興奮の坩堝へと叩き込んだ一人の名物実況アナがいた。その名は柳川正道(敬称略で失礼します)。  AUTO SPORT編集部辣腕編集者(ペンネーム:有畑稔「ありはたみのる=アリ・バタネン」)から千葉市役所職員へ。公務員と実況アナという二足のわらじでCCCR横倉正道氏と共に日本ダートラ界の発展に貢献し、その歴史に多

エッセー「日本中からバッシングを受けた伝説的漫画"ハレンチ学園 "について」

 昭和44年頃、まさに社会問題となった永井豪原作のマンガ『ハレンチ学園』。  このマンガの影響により、女子の対する ” スカートめくり ” が日本全国で大流行となった。  連載されていた少年ジャンプは都道府県によっては有害図書に指定され、作者の永井豪自身も全国のPTAから魔女狩り的糾弾を受けた。  当時の東京12チャンネルでアニメ版が放送されたが、これを観るのが至難の業。  小学校4年生当時、録画用のホームビデオもない時代に観たければリアルタイムで親に隠れていかに観る

エッセー「" ゾアントロピー現象=獣化現象 "の引き金となる悪魔の薬物"PCP"」

 PCP(フェニル・シクロヘキシル・ピペリジン、通称エンジェルトダスト)の強力な幻覚作用により、人体と精神の解離現象が発生、それに伴い理性・感情を支配する大脳新皮質の活動が抑制され原始的な大脳古皮質の活動が活発化、結果、人間的理性を失い、動物的な凶暴且つ残虐な行動に走る。 さらに、大脳新皮質の抑制から開放された肉体は化物じみた凄まじい力を発揮する。  1976年6月にNYPD(ニューヨーク市警)管轄内で発生した " ゾンビ事件 " は、PCP乱用による幻覚作用が原因である。

エッセー「ノルマンディ上陸作戦(D-day)前日の1944年6月5日、アメリカ陸軍第三軍司令官ジョージ・パットンが自らが指揮する第三軍兵士に対し行った演説全文」

着席。  諸君、アメリカについての話題で、戦いを望まないとか、戦争から逃れる事を望んでいるとか、その手のものは全てデタラメだ。アメリカ人は闘争を愛している。全ての真のアメリカ人は、戦いの痛みやぶつかり合いを愛している。諸君が子供だった頃、諸君ら誰もが賞賛したのはビー玉遊びの王者とか、一番足の速い奴、大リーグの選手、最強のボクサーだった。アメリカ人は勝者を愛し、敗者を認めない。アメリカ人は、常に勝つためにプレイする。これこそ、アメリカがこれまでも、そしてこれからも負けを知