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ワーママが正社員を手放した理由

2022年末で、新卒以来24年続けてきた正社員という立場を手放した私。
2023年からは時短の派遣社員として働き始め、そして今は、業務委託でライター業もやっています。

正社員を手放した理由はたくさんありますが、結局のところ、

 大学を卒業したら、なるべく安定していそうな企業に就職し、
 適齢期になったら結婚、子どもは二人、
 保活して保育園が決まったら時短で復帰
 子どもが少し大きくなったら、またフルタイム

そんな、ずっとそう生きていくのが「普通」だと思っていた人生のレール
そこに乗っかっていることに価値を感じなくなった、そこから外れてみようと思った、ということなのだと思います。

価値観がひっくり返った、
それが私にとってのコロナだったんだなぁ。
コロナの世の中になって、気づいたことが2つありました。

1.私が在宅していると子どもがこんなにも喜ぶということ

0歳から保育園児の我が子たち、今は息子も中学生になってしまいましたが、コロナで学校が一斉休校となった時は小2でした。明るく元気でお友だちも多い息子でしたが、それまでは一人で留守番する機会も結構ありました。
私が、コロナで急場しのぎのリモートワークとなったことで、息子はこちらが泣けてくるくらい喜びまして、やっぱり寂しい思いをさせていたんだな、ということを実感させられました。
コロナがなかったら、仕事と家庭を両立させている私、フフン、となんなら誇らしくさえ思っていたかもしれません。アホすぎ。

そして、子どもの寂しい気持ちと引き換えに自分は働いているんだということ、当たり前のように毎日出社していたことにモヤモヤするようになってしまいました。

2.時間>>>>お金、だということ

華々しいキャリアではないけれど、新卒からずっと正社員としてフルタイムで働いてきました。会社で8時間、往復で2時間、合計10時間を無条件に会社に差し出すことが当たり前だと思っていたのですが(もしかして昭和の価値観かしら…)、コロナはそんな私の思い込みも、いとも簡単に吹き飛ばしてくれました。
リモートワークを経て、家で仕事ができるなら通勤時間ってムダすぎるのでは?と思うように。特に、40代ともなると往復の通勤ラッシュはかなり体に堪えます。
コロナが収束するにつれ、出勤を強要されるようになり、ここでもモヤモヤするようになってしまいました。

お金(給料)は増やせても、時間は増やせないし、過ぎ去った時間は戻ってはこない。40代の私に、無駄に過ごしていい時間なんてないのだ!
在宅で喜ぶ子どもの顔を思うと、子どもが小学生でいるあとわずかな時間、一緒に過ごさないと一生後悔する!中学受験もあるし。

かけがえのない時間と、その期間の大したことない給料とどっちが大事よ!?
そんなこんなで退職したいなあと思うようになっていきました。
今までずっと、自分で選択してきた生き方だと思っていたのですが、実は振り回されていただけだった、ということに気づいてしまったのです。

仕事を続けるメリット、デメリットや、自分の理想とする働き方や生き方はどんなものかなど、ノートにめちゃくちゃ書き出しました。絶対誰にも見せたくありませんが(笑)
また、キャリアカウンセリングを受けたり、知り合いの占い師に見てもらったり、起業されている方に相談したり、我ながらだいぶ迷走しました。

迷走しながら、私が辞めたくない一番の理由は、
「フルタイムではない自分には価値がない」と思っているからだ!
ということにも気づきました。
でも、よく考えたら、それってただの思い込みですよね。仕事してたってしてなくたって自分は自分なのに、自分にはこの会社しかない!としがみついていました。

収入だってやりがいだって、また作っていけばいいし、貯金や投資にはわりと取り組んできた方だったので、自分の資産もそこそこあり、すぐに生活に困るわけでもない。
正社員という働き方も、24年も続けてやり切った感もあります。

少し立ち止まりたい、今のこの瞬間をもう少し大切に暮らしたい、
何もなくなった(ように感じる)自分、見てやろーじゃないの!なーんて思ったら、自分の中でなんだか納得することができて、決心がつきました。

そして、2023年からワーママ第2章が始まっています、現在進行形。また書きます。それでは~。


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