蛇足
今週は前半は寒かったですが、後半は非常に暖かく上着一枚なくても十分な気候でしたね。このまま春?と思わせる気候ですが、今年に入ってまだ2週間ですので、また寒い日が戻ってくるんでしょうね•••
1週間ぶりにnoteを開いてみると•••
noteを始めて3周年が経ったそうです!まぁ、最初はROM専でしたので投稿を始めた時ではないですがw
地道に続けていると何かしらの表彰をされるものですね〜
と人がいい気分になっている時に、横から水を差す余計なひと言をいう人って、みなさんの周りでいてませんか?
余計なひと言で場を白けさせる人って、「空気を読めよ」と思ったりしますよね〜
今回のnoteは、「蛇足」をテーマに書かせていただきます。
■蛇足
「蛇足」って言葉ご存知ですかね?
見てわかるように「蛇」の「足」と書くように、蛇に足をつけてしまって失敗したという中国の故事から来ています。
余計なことをしたばっかりにお目当てにあり付けなかったわけですが、場を和ませようとして言った一言が場を白けさせるだけでなく、時には場を凍てつかせる雰囲気にさせたりします。
当事者はそれでいいかもしれませんが、ただその場にいただけの人たちにとってはいい迷惑です。
気を悪くした人を慰めたり、場の雰囲気を変えるのに話題を逸らしたりと大変な目に遭った人も少なからずいてるのではないでしょうか?
どうしてそういう余計なことを言うのか考えてみましょう。
■「自分はエライ・自分は正しい」という思い込み
余計なひと言が多い人の傾向として、「自分はエライ」とか「自分は正しい」と思い込んで、意識してか無意識か知りませんが、他の人を蔑む言動をとってしまうのです。
万が一、「自分はエライ」とか「自分は正しい」とか思い込んでいなくても、余計なひと言を言ってしまうという人がおられましたら、周りから嫌われるだけなので、意識して「空気を読む」訓練をした方がいいでしょう。
話を戻しますが、「自分はエライ」とか「自分は正しい」とか思い込んでいる、その「エライ」とか「正しい」とかは何の基準に基づいているのでしょうか?
「エライ」と言うのは、人より知識があると言うことでしょうか?「正しい」は何がどう「正しい」のでしょうか?
人より知識があると言っても、ある分野で知識があってもその分野以外で知識がないことって多々あります。その分野で長けていても、それだけで「エライ」と言えません。「正しい」もそうです。たまたまうまく言ったことを「成功」と呼べるのでしょうか?その「成功」の手順に従えば間違わないのでしょうか?
■ダニングクルーガー効果
1999年に、コーネル大学のデイヴィッド・ダニングとジャスティン・クルーガーが、実際の評価と自己評価のズレが生じる、または認識に誤りが生じる現象「ダニングクルーガー効果」を発表しました。
このダニングクルーガー効果は、自分の過大評価、または他の人の過大評価が原因で、自分の適格度を客観的に評価することができないことにつながっています。
このことから、「自分はエライ」「自分は正しい」は、正しくダニングクルーガー効果に陥っているものであり、正当な判断基準で自分を評価していないため、「思い込み」に陥るのです。
そんな思い込んでいる人が人にえらそうに言ったところで、納得ができる話はできず、自分の価値を押し付けるだけになってしまうのです。
自分はエライ、正しいと思っている間は、ダニングクルーガー効果でいう「馬鹿の山」にいてることになりますので注意しましょう!
■議論の勝ち負けより、共感を受けることが大事
よく「論破王」とか言われている人がいて、相手をやり込めるまで議論する人がいますが、議論の勝ち負けで相手が納得できているのでしょうか? それ以上の議論がなくなったら「勝ち」となるのでしょうか?
相手が議論しないのは、何パターンか考えられます。「無駄な議論」「議論する内容が時間の無駄」「議論するに値しない相手」「お互いの認識のズレが修正できない」「時間が解決する問題」などなど。。。
結局のところ、相手が「諦めた」だけで、「納得」はしていないのです。
議論は闘いではなく、相手に自分の考えを理解してもらうために言葉で主張することを言います。揚げ足取りで議論を妨げようとする人もいますが、それは論外なのです。
相手が何を言いたいのかをまず理解し、それに対して自分の主張と何が異なるのかを整理することが大事です。その上で、相手が自分の主張のどこが理解していないのかを把握し、相手の理解をしていないところを伝えること、それが議論です。
正しいことを言ったら相手が理解するという考えは傲慢であり、理解していなければ相手が悪いと思うのは自己中心的な考え方に尽きます。
論破しようとせず、自分の主張に共感してもらうこと、そのことで相手が自分の主張を受け入れてくれることに繋がります。
所詮、論破したところで火種は燻ったままなので、共感を通じて相手を動かしましょう。
■ストーリーの蛇足
よくいい話を聞くと、どうでもいいような背景や人の悪口を付け加える人がいますが、それこそ「蛇足」です。リアルな社会で暮らす人がすることですから、当然のことながら、人間臭い話もありますし、ドラマのように綺麗事ばかりではないのです。
本当のことを知ったから何かなるのでしょうか?
昔「一杯のかけそば」という童話がブームを呼びましたが、色々な蛇足が明らかにされ、どこかに消えてしまいました。もちろん作者自身の不祥事もその要因ではありますが、それ以外でも本当のことを知ったから何か得することがあるのでしょうか?
感動する話を聞けた、それだけで十分ではないのでしょうか? 法に抵触する行為になるのであれば、事実を知ることは必要になりますが、モラルだけで蛇足をつける必要はないのです。
まちづくりもそのまちに来ていただくファン作り、つまり共感を与える取り組みが必要ですが、蛇足は共感を削ぎますので、一般社団法人バリュー・リノベーションズ・さのも気をつけて活動していきます!
■お知らせ
さぁ、お知らせの時間がきたよ〜!最後まで見てねw
●つむぎやオープンマルシェ
日時:1月29日(日)・2月12日(日)・2月26日(日)・3月12日(日)
・3月25日(土)・3月26日(日) いずれも10時〜15時
場所:SHARE BASE つむぎや(泉佐野市栄町5番1号)
つむぎやAmenity(泉佐野市栄町4番18号)
つむぎやオープン会場(泉佐野市栄町1235−6、1227-4)
内容:飲食、物販、サービス等を集めたマーケットイベントを開催します。ぜひお越しください。(1月29日開催の出店者が決定しました!)
●地域住民と共創するアーティストインレジデンス
日時:2023年1月28日(土)・1月29日(日) いずれも10時〜、13時〜、15時〜
場所:SHARE BASE つむぎや(泉佐野市栄町5番1号)2階
内容:商店街を含むさの町場界隈で、各地で活躍しているアーティストを招き、その街に因んだ絵画をコンセプトから描写までみんなで創りあげていくイベント。ウォールアートの実践の前に瓶や植木鉢を使って描くことに慣れてもらうワークショップです。(事前申込優先です)
とかく人の世の社会は陽の当たるところもあれば、影で覆い被されているところもあります。生身の人間がすること全てをさらけ出しても人の共感は得られないのです。
サポートしていただけると、モチベーションをもってnoteに取り組めます!(笑)